派閥復活、針を戻した自民党に無関心な若者に憂う

 自民党の大島派(会長・大島理森前副総裁、11人)と麻生派(同・麻生太郎副総理兼財務相、34人)が夏の参院選後に合流する方向で調整していることが19日、分かった。両派の幹部が明らかにした。合併が実現すれば町村派(82人)、額賀派(51人)に次ぐ党内第3勢力となる。安倍晋三首相を支える両派が一つになることで、今後の政局への影響力や、政府・自民党内での発言力はさらに増すことになりそうだ。
 両派は昨年5月から合併を視野に合同勉強会を開催し、時機をはかってきた。具体的な日時は、参院選後に想定されている党役員人事や内閣改造の時期などを見極めながら詰める。派閥幹部の一人は、「秋ごろになる」との見通しを示した。
 安倍晋三政権は長期政権への基盤確保に向けて参院選勝利による「ねじれ」状態の解消を重要課題に掲げている。このため、参院選前など早期の合併は、参院選候補の支援態勢などで混乱を生みかねないと判断。参院選後が望ましいとの見方に傾いた。
 両派は衆院で予算を伴う議員立法の発議に必要な議員50人の確保を目指していて、無派閥議員や参院当選者への参加呼びかけを強める考えだ。
 

これ産経の報道だ。
 
 

 もう自民党はそれこそ古い自民党に戻った事は間違いない。
 国民向けに脱派閥等とある意味のパフォーマンスにその国民すっかりと騙されてしまっている。確かに人間「3人寄れば派閥が出来る」と言われて来たが、少なくても現自民党、国民に派閥は解消すると言って来た筈である。再度の政権交代時に、自民党はそれを声高に訴えて来た。つまりは選挙公約に等しいのである。「民主党の有言不実行」を指摘する資格は無いのである。
 不思議なのは、日本の若い世代の若者の無関心さである。これだけコケにされウソをつかれても未だに解からない滑稽さである。途上国であれば既に反政府デモ等の暴動が起きてても不思議は無いのである。私らこの日本の経済復興に一役を担ってきたと感じる自負等、若者には微塵も無い。この無関心・無気力は何なのだろうか。これが戦後の復興の中産階級化した産物なのだろうか。本当に悲しくなる。次世代を担う若者が政治に無関心になるのは、これ即ち政治の腐敗と言えよう。政治家の質が低下した事に他ならない。私は遅いかも知れないが、も一度教育の抜本見直しを提言したい。