消費増税法案 借金のツケを回すだけでは足りず、庶民の財布から金を巻き上げるとは

 野田佳彦首相(民主党代表)は「国難から逃げてはならぬ」として25日夕、国会内で開いた党代議士会であいさつし、26日に予定されている社会保障と税の一体改革関連法案の衆院採決について「今大事なことは結論を出すことだ。国難から逃げるのではなく、国難に立ち向かう。国民に説明し、賛同を得るよう努力する。こういう政治を実現したい」とし、改めて協力を求めた。
 社会保障財源が不足する現状については「待ったなしの状況」と指摘し、安定財源を確保する必要があると説明した。あわせて「経済の再生もやる。政治改革も行政改革もすべてやり抜いていく、包括改革を実現していこう」と訴えた。
 会場では増税は行革後でいいのではないかといったやじが飛んだが、首相は「行革で頑張ってきた結果になぜそんなに卑屈になるのか」と強調。社会保障改革についても「何もやってないという議論は違う」とし、育児支援の拡充策などを挙げた。
 あいさつの最後では「私を執行部を信頼していただき、一致結束して皆で力を合わせて法案通過に向けた支援、賛同をいただくよう、心から、心から、心からお願いする」と声を張り上げた。あいさつを終えた際、多くの出席者が拍手で応じた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
 
 
日本経済新聞社の記事である。
 
 

 この記事を見れば全て消費増税法案の採決で可決さえすれば、行革やムダは必ずやると訴えている野田首相の言葉には説得力は無い。だったら、行革やムダの排除を先にやってから消費増税法案をやったら誰も反対しないのに、つまり優先順位がまるで逆である。何か迷惑をかけないから借金の保証人になってくれと言うのに等しい。と言う事は最初から約束は守らないといってるのに等しいのである。
 しか、私が解からないのが自公の対応である。泥舟と解かってて、何で3党合意等と言う愚挙に出たのか。正論で渡り合えば勝てたのにと私は不思議に思っている。こんな機は二度と無い筈なのだが、こんな談合して国民の理解もらえるとでも思ったのだろうか。いづれにしても国対手腕に長けた政治屋が居なくなったのであろう。これで与党民主と合わせた3党の惨敗がはっきり見えて来た事は確かである。
 何か私にはこの民主、自民、公明三党が「国民に刃を向け始めた時」を待って居たかのように橋下大阪市長が動き出した事の方が気になってしょうがない、今日である。