言う事はホント立派だな自民党石破さん

 自民党の前政務会長である石破茂氏が、日本の政党政治をバッサリと斬った。「今の民主党自民党というのは、ほとんど意味のない二大政党」として、政策本位での政界再編を説いたのだ。消費税増税やTPP加入の是非をめぐって、両党とも賛成派と反対派を抱えて身動きが出来ない状況になっていることを批判した形。自民党の次世代リーダーとして注目を浴びている石破氏が政界再編に意欲を示したことは、政界に大きな影響を与えそうだ。【文:安藤健二(BLOGOS編集部)】
 
機能不全の政党政治
 これは、英国の著名な経済紙「エコノミスト」が、都内のホテルで開催した討論会「ジャパン・サミット2011」。まる一日かけて8回のセッションをし、政財界からのべ30人以上の専門家が参加する。午前9時からスタートした「再考:日本にリーダーは必要か?」というセッションはエコノミスト誌のヘンリー・トリックス支局長が司会を務め、石破氏のほか、一橋大学客員教授の近藤正晃ジェームズ氏と上智大学教授の中野晃氏一氏が参加した。
 
 トリックス支局長らが「日本政治の低迷はリーダーシップの欠如に起因するものなのか?」と問いを投げると、石破氏は「今の政治が混迷しているのは、政治家の側も有権者の側も真実という物を広める努力をしていないため。今こそ政治家と有権者の側が信頼関係を結べるようにしないといけない」と話し、リーダーシップの問題よりも政党政治が機能不全になっていることの弊害が大きいと指摘した。詳しいやり取りは以下の通り。
 
「詐欺をやった者が勝ちになる」
トリックス氏:石破先生は真実を語ることの重要性についておっしゃってくれました。そして自民党は、税制改革の問題を随分長いことやってますけども、消費税増税の問題もそれに含まれています。しかし、野田政権の消費増税には反対しているのはなぜなんでしょう?
 
石破氏:昨年の参院選での自民党の政策責任者でしたが、党内には反対もあったけれども、消費税は10%に上げるという公約を掲げて国民の一定の支持を得ました。私は野田さんがやる消費税引き上げの議論には決して反対をしていません。ただ問題は、民主党が一昨年に政権を取ったときに消費税を上げるということは一言も言わなかったということです。政権党として「消費税を上げますよ」と言うからには、「一昨年に消費税は上げなくても大丈夫ですよ。無駄を省けばいくらでもお金は出てくるんですよ、と言ったことは嘘でございました」ということを言ってもらわないと、民主主義は詐欺をやった者が勝ちだということになってしまう。
私は野田さんがそのことをきちんと認めるとともに、なぜ消費税を上げなくてはいけないのかということをちゃんと語ってください。そして「次の時代に負担を先送りしてはならない」ということをきちんと言ってください。
ギリシャになるぞ」と言うけど、ギリシャよりもっとひどいんで、本来なら金利はもっと上がり、国債は暴落しなきゃおかしいのに、「日本の国債は外国が買ってるわけじゃなくて日本国民が買っているんだから、もはや踏み倒すことはあるまい」と信じてるから国債はまだ需要があるんですよ。「実はそうではない」ということがバレた途端に、国債は暴落、金利は暴騰。そのときは国の終わりなのであって。「外国から借りてないから大丈夫だ」なんてことを言うことを世の中にいるけど、「そんなことは間違いだ」ときちんと言わなければ、国民は納得できないと思いますよ。私は野田さんの足を引っ張るために、民主党の消費増税に反対と言ってるんじゃないです。「きちんと理由を示せ」「フェアにやってくれ」と言ってるだけです。
 
これエコノミスト紙の討論会でBLOGOS編集部がまとめたものである。
 
 
 
 私はこの記事に対し、評は一切しないししたくない。

 ただ一言言うのみである。

 言う事は「ホント立派だな自民党石破さん」と。(笑)