検察も動いている「桜を見る会」問題 我が日本の総理も韓国並みに逮捕か? いい気になり過ぎた安倍前首相!

 前政権が厳しい追及を受けていた「桜を見る会」問題が改めて浮上した。東京地検特捜部が安倍晋三前首相の事務所関係者らを任意で事情聴取。前日に開かれた夕食会の費用を安倍氏側が一部負担していた疑いも出ており、当時の首相答弁との矛盾もあらわになっている。野党は攻勢を強めており、後継の菅義偉首相の政権運営に対する打撃になる可能性もある。

 

 衆院本会議を終え、本館2階にある本会議場から安倍氏が姿を見せると、待ち構えていた報道陣が「説明責任は果たさないのですか」と詰め寄った。

 

 呼びかけに応じず階段を下りた安倍氏だったが、1階の廊下で突然足を止めた。「国会での説明と食い違う」との問いかけに、「私はもう国会で答弁させて頂いている」と反論。「告発を受けて、事務所として全面的に協力している。まだ途中の経過だから、いまの段階ではお話しすることは控えたい」。2往復、計1分強のやりとりだった。

 

 だが、その数時間後、安倍氏周辺は朝日新聞などの取材に対し、夕食会の費用を一部負担した事実を認めた。安倍氏の国会答弁や記者団への説明内容を覆すものだった。

 

 国費で開かれ、「各界において功績、功労のあった方々」(安倍氏)が招待されるはずの「桜を見る会」に、安倍氏の地元支援者が大勢出席していた問題は「税金の私物化」と批判を浴びた。その前日に東京都内のホテルで行われた夕食会にも矛先は向いていた。

 

 夕食会をめぐる論点は大きく二つ。一つ目は主催者に収入や支出があったのではないか、という点だ。首相の答弁などによると、夕食会は安倍氏の公設第1秘書が代表を務める政治団体安倍晋三後援会」が主催とされるが、すでに公表された2013~18年分の政治資金収支報告書には、記載がなかった。これが政治資金規正法違反(未記載)に当たると指摘されたが、安倍氏は昨年11月、記者団に「安倍事務所も、また後援会にも一切、入金、出金はない」と反論した。

 

 事務所職員が会場の受付で集金し、ホテル名義の領収書を手渡しし、集めた現金はそのままホテル側に渡した――。安倍氏はそうした手法を説明し、国会でも「収支報告書への記載は必要ない」と違法性を否定する答弁を続けた。

 

 もう一つは、夕食会の費用を安倍氏側が負担したのではないかという点だった。会場は「ホテルニューオータニ」(千代田区)と「ANAインターコンチネンタルホテル東京」(港区)の2カ所で、いずれも高級ホテルとして知られる。夕食会の会費は1人あたり5千円。オータニのホームページには立食形式でも「1万1千円から」(今年3月当時)と記載されており、野党は「会費が安すぎる」と主張していた。安倍氏側が差額を負担していれば有権者への寄付にあたり、公職選挙法違反だという指摘だった。

 

 安倍氏は19年の夕食会の参加者は「約800人」と説明。今年2月の衆院予算委員会では、参加者の大多数が会場のホテルの宿泊者だったとしたうえ、「ホテル側が設定した価格であり、価格以上のサービスが提供されたわけでは決してない」と主張した。3月の参院予算委では「事務所側が補塡(ほてん)したという事実も全くない」と言い切っている。野党は裏付けとなるホテル発行の明細書を示すよう求めたが、「発行は受けていない」と語った。

 

 安倍氏側からホテルに対して支払いがあったことを示す領収書をホテルが作成していた可能性があることが判明。安倍氏が首相として続けてきた答弁に疑義が生じた形だ。特捜部の捜査を受けた安倍氏周辺は24日、「国会という場で虚偽の答弁をしたのは事実だ」と打ち明けており、安倍氏の言葉の整合性が改めて問われる事態になった。(相原亮、大久保貴裕)

 

野党、参考人招致を要求

 野党側は新たに浮上した疑惑を足がかりに、前政権で一向に進まなかった事実の解明を迫る。立憲民主党枝野幸男代表は24日の党会合で「1年にわたって時の首相が国会でウソをつき続けたことが明らかになった。ご本人が国会で説明していただかなければならない」と号令をかけた。

 

 立憲の安住淳国会対策委員長は共産、国民民主、社民の野党3党と対応を確認したうえで、自民党森山裕国対委員長と会談。25日の衆院予算委員会安倍氏参考人として出席させるよう要求した。森山氏は「司法当局から正式な発表がない現時点で、出席を要請されても無理がある」と拒んだが、野党は安倍氏本人による説明を強く求めていく構えだ。

 

 菅政権は首相の交代を機に、桜を見る会の問題を「封印」しようとしていた。菅首相は9月の就任会見で「来年以降、桜を見る会は中止したい」と表明。その翌日、記者団から「中止した理由は何か」と問われても無言を貫いた。疑惑が報じられた24日も、加藤勝信官房長官は記者会見で「あくまでも報道がなされているだけの現状だ。従前の説明に何ら変わるところはない」と述べるにとどめた。

 

 ただ、菅首相は25日の衆参両院の予算委で、一問一答形式で厳しく問い詰められそうだ。野党は24日、この夕食会の問題を地検に告発した泉沢章弁護士を招き、緊急の合同ヒアリングを実施。泉沢氏は「報道が事実であれば」という前提で「差額分(の補塡(ほてん))は寄付行為にあたる。公職選挙法違反にあたるのも明らか」などと説明した。

 

 菅首相自身も、前政権の官房長官として「明細書の発行はなかったということだ」などと国会で答弁している。共産党小池晃書記局長は「菅氏の答弁が虚偽だった可能性が出てきている」とし、首相の責任も問う構えだ。立憲幹部は「官房長官が首相のこんなに大事な問題について知らないのか。『菅問題』にしないといけない」と話す。

 

 前政権から続く問題の再燃に、与党も揺れる。公明党山口那津男代表は記者団に「捜査との関係を考えるかもしれないが、説明責任を尽くす基本的な立場は安倍前首相の側にある」と述べた。自民の国対幹部は「予算委は大荒れになる。どうしたらいいのか」と、今後の国会運営に不安を漏らした。(小林豪、小泉浩樹)

 

 

これ『安倍氏の説明矛盾あらわ 領収書捜査で「桜」問題再浮上』と題した朝日デジタル2020年11月24日 22時30分の配信記事である。

 

 

歴代宰相に有るまじき行為と言え、こんな低俗な宰相居なかった。(恥ずかしい笑い)

思うに良く平気でウソ付けたもんだ‼ あっぱれと言いたいが、恥ずかしさ感じないのだろうか?

思えば予算委員会での答弁思い起こせば、他人事ながら穴があったら入りたいくらいだ!

総理まで上り詰め、7年8か月も権力を行使したんだ! もう議員辞めて下関に帰ったほうがと進言したい。