リハビリで助け舟はいらぬおせっかい

 私は今ある病院に入院してリハビリに励んでいる。
 
 この病院の良いところは、食事は全員(勿論重病患者は除く)で食堂で食べる事であり、入浴は4~5人づつ交代で入り、裸の付き合いの出来る事である。
 
 ある入浴日に私が浴槽に入っていたら、一緒に浴室に居た麻痺患者が、看護師さんの体の洗いが終わり浴槽に入る時に、麻痺のために片足が上がらず苦労してたのでとっさに私が手を差し伸べようとしたら、介護してた看護師さんに断られた。私は何だろうこの看護師さんはとチョッと不満だったが、その看護師さんに「××××さんごめんね、ありがたかったけど、本人のために良くないの」と後でコッソリ謝られた。私は自分を何とでしゃばりなのだろうと自分を恥じた。
 
 脳卒中による病状は色々ある。軽い人重い人。それぞれ当然リハビリも千差万別であるし元気な時の体に戻ろうと皆必死である。それに水を差した私の行動は本当におせっかいそのものであった。
 
 私はこの病気をしてからというもの、特に病気、リハビリ、バリアフリーと言う事に敏感になった。そのいい例がNHKの「ためしてガッテン」を初めとする医療番組である。何時の日か見た、山口県防府市にある「バリアアリー施設夢のみずうみ村」の番組を見てこれはすごい一度行ってみたいと思った。バリアフリーでは無く意識して創ったバリアの設置施設だ。考えてみれば障害者に対する挑戦みたいですごく斬新に思えた。是非行ってみたい。今私はとてつもなく目標に向かってリハビリに励んでいる今日この頃なのである。