菅政権消費税増税論に拍車が---江田法相までが発言

 菅首相は先日の内閣改造時に、自民党からたちあがれ日本に移った財政再建論者の与謝野馨氏を、経済財政相に任命したのを手始めとして、とても閣僚しては不適格さを通り越した発言を見るに付け、益々この内閣に不信を感じぜずには居られなくなった。その江田法相の発言とは次の通りである。
 
 江田法相は18日午前の閣議後の記者会見で、菅首相らが表明した2009年衆院選民主党政権公約(マニフェスト)見直しについて、「政権を担当して、進化させ、より成熟したものにしていくのは当たり前だ」と述べ、修正を支持する考えを示した。江田氏はその理由として、「(09年の公約作成時は)政権にいない時で、霞が関(の官僚)から、民主党には十分な情報を提供してもらえず、心眼で見て作った部分がある」と指摘した。
 
 つまり、彼は、情報が無くて詳しい事が解からなかったから、予想でこれくらいでいいだろうと、いい加減な気持ちで作ったから、今実際政権について見て現実がそれと、乖離してるから変えよう、変えても良いと言いたい訳だ。私はこの男、卑しくも国会議員でしかも現政権の閣僚である。とてもじゃないが三つ子の何とかで、非常に恥ずかしい発言である。この発言はほぼ財源の事を指していると思われるが、政権交代時のマニフェストで投票した国民を愚弄するのにもほどがある。国民を舐めている。
 
 そもそも消費税論議は、政権交代時のマニフェストで終わっている筈である。4年間は上げないでムダの排除で財源は出ると言って政権を取ったのでは無かったのか。それが出来ない時あるいは、それがもし、不可能と解ったのであれば、当然権勢の常道として、衆議院を解散し、国民の信を問うのが常識と言うものでは無いのか。とてもじゃないがこんな輩には我々の日本を任せては置けないというより、任せたくないと思う。
 消費税を含めた財源論は、次号で。