相談役と思ってた平成黄門今回は蚊帳の外?

 民主党渡部恒三最高顧問は14日、TBSテレビの番組収録で、菅直人首相が内閣改造与謝野馨経済財政担当相と江田五月法相を起用したことを酷評した。
 渡部恒三氏は、参院で与党が過半数割れしている状況を踏まえ「(他党から)参院議員を3人ぐらい連れてくるなら『菅君はいい人事をした、与謝野君ありがとう』と言うが、衆院は足りている。本当に意味のない人事だった」と批判。与謝野氏が海江田万里経済産業相衆院東京1区でライバル関係にあることにも触れ、「選挙民はどう判断すればいいのか。間違っている」と断じた。
 与謝野氏自身については「政権を失った途端に自民党を出て、今度は民主党(政権)で入閣するなんて卑しい」と指摘。ただ、「能力は素晴らしい」とも語った。との報道だ。
 
 このお方は最初は菅首相から国対委員長を要請されたが、首相自身が仙谷国対委員長に拘ったため、その後音沙汰なしだった。
 これを見れば平成の黄門様、自分ではてっきり、相談役だと思っていたろうが、この報道が事実とするなら、今回は完全に蚊帳の外だった訳だ。私はこの報道を見て、可笑しくてしばらく笑いが止まらなかった。大体は解っていたのだが、本人がこうもはっきりグチをこぼすとは、本当に菅さんこの人を相手にしてなかった訳だ。と言う事は、今までの発言は、幼児が母親の気を引くしぐさとソックリという事になると思ったら、あのムッツリとした黄門様の顔を思い浮かべて私はしばし、笑いをこらえるのに大変だった。つまり、誰も相手にしない自分の存在感をもう一度マスコミに取り上げてもらいたかった訳か。そんな事息子(渡部恒雄氏(45))に頼んだら良かったのに。