日大アメフト問題と政治の「モリカケ」問題に見る独裁的権力者の「本音と建て前」の使い分け

 日大アメリカンフットボール部の宮川泰介選手(20)が悪質な反則行為で関学大の選手を負傷させた問題で、日大は23日、内田正人前監督(62)と井上奨コーチ(30)が東京都内で緊急記者会見を行った。指導者からの「1プレー目で相手のクオーターバックをつぶせ」という発言の解釈を巡り、選手の受け止めと大学側の主張は食い違っており、再回答でどう説明されるかが焦点となる中、内田前監督は「私からの指示ではございませんが、試合が終わるまでは私の責任」と改めて否定した。
 関学大アメフット部はこの日、日大からの回答と、それに対する見解と対応について、26日に兵庫・西宮市内で会見すると発表した。会見には鳥内秀晃監督(59)、小野宏ディレクター(57)のほかに、負傷した選手の父親の奥野康俊さん(52)も出席する予定となっている。
 宮川選手は22日の記者会見で、6日の定期戦前日に井上コーチを通じて伝えられた「つぶせ」という前監督からの指示は「けがをさせろ」と解釈したと説明。日大は会見を受け「最初のプレーから思い切って当たれという意味で、誤解を招いたとすれば言葉足らずだった」と説明していた。
 日大は15日付で関学大に提出した回答書で「指導と選手の受け取り方に乖離が起きたことが問題の本質」とし、再調査をして24日をめどに改めて回答するとしている。
 
 
これ『内田前監督「私からの指示ではございません」 改めて否定/アメフット』と題したサンスポ5/23() 20:09配信の記事である。
 
 
スポーツと政治の違いはあるが、「モリカケ」問題とはその根底は全く同じである。
独裁的権力者部下に全責任を擦り付ける様は少しも違わない。現世には昔の「武士」に値する人間は皆無である。正に戦時中「ハラキリ」ニッポンの頑徹さはもう無い。ここの日大内田正人前監督と「モリカケ」問題の安倍首相、その本音と建前の使い分けは双子の如くソックリである。政治の安倍首相は秋に行われる自民党総裁選に未だ色気を見せ、責任なんぞどこ吹く風の如く三選にまっしぐら、片や日大内田正人前監督は泣く子も黙る時期日大理事長候補だ、共に責任感じて辞職等ある筈もなく、建前論議に没頭だ!独裁的権力者の姿とはこう言うものなのか。本当に理解し難い人種ではある。でも現世はこれが本流なのだろう。悲しいがだ。