リハビリ施設雑感

 リハビリ入院してから早1ヶ月が過ぎた。私はこう言う入院今年で5年5回目である。
 ここに入院する時、実は個室を奨められたのだが、他の患者と常に話すのもリハビリと考えている質なので、相部屋を希望したがため、空きが出ず冬の間の入院のつもりが、冬の終わりに入り、お陰で退院予定が春まで延びてしまった。今4人部屋である。皆さんと和気藹々互いの病状報告をやり合ってる。しかし、患者と言うのは皆顔が違うように、性格も病状も皆違う。おもしろいのは性格の違いである。4人部屋と言うのは窓側二人通路側二人である。ところが性格により明るいところの嫌いな人が窓側に行ったらそれはもう悲劇である。朝起床しても窓も空けずカーテン締めっきりである。それでも1人ならまだ良い。これがこのような人二人が窓側を占領しようものならそれこそ暗黒の世界と化す。私等このような性格である、常にしゃべり、コミニケーションが当たり前の人間には耐え難い事この上無い。常に我慢出来無く、コッソリ看護師さんに頼んでもプライベート故とつれなくされてそれで終わりだ。こんな人等はカーテンを昼夜閉め切っていると言う事は、同室の人間と話したく無く1人で居ても苦痛を感じない人である。こんな人こそ個室に行くべきと思うが、一向に本人はそんな事思ってないのが普通である。要するに変わり者で気遣いの無い人間である。得てしてこう言う人間は話しべたで面白みの無い人間が多いし、意外とこう言う人間には役人か教師が多い。間違ってたらゴメンナサイと言うしか無い。
 また一方リハビリ病院に何しに来たと思われる患者も多い。何か勘違いしてるように私には見える。リハビリしに来たと言うよりは、休息しに来たように思う人も結構居る。普段より自宅に居てもストレッチ運動や自分にあった加齢による退化を防ぐ軽い訓練さえやらず、リハビリ病院に来さえすれば、それで安心するのだろうか、朝から何もせず、病院メニューのリハビリ訓練だけで終わって、後はベッドで休んでいる。これにはいくら自己負担があるからと言っても、これでは共通の医療費がムダである。
 話を肝心のリハビリ訓練に転じれば、今の私には最高の訓練をしてもらってるといってよい。辛口の多い私だが、今回のPTの療法士の先生私には考えられないくらいの訓練をしてくれる。お陰さまで、自覚できるくらいの効果が短期間で出てきているのが自分でも実感できる。私の病歴と症状から判断し、そのツボを押さえて適切に処理してくれる。私が今まで出会った中では最高の療法士である。以前より寝てて足のふくらはぎと太ももが時たま良く足が攣っていた。それは痛くて言葉では表わせられないほどの痛みである。これは経験をした人にしかわからない。それが就寝中に来るからたまったもんじゃない。今回のこのPTの先生のお陰でその足の攣りがピタッと直ったのである。それだけじゃない、今の私の身体でどこが凝ってるか身体を触っただけでピタッと当ててそこを集中して揉んでくれるのである。これが訓練の前に時間をかけてからやってくれるのである。こうなると単純な私である感激して言う事を全て聞き手抜き無く訓練を終えるのである。その効果私の何年分やったようなものである。お陰で今失調の左手の上げ下げの震えがとまった。これも出来なかった、腕立て伏せと足の屈伸を出来るようにしてもらったお陰である。感謝感激である。主治医に頼み1ヶ月くらい入院を伸ばしてもらうよう頼むつもりでいる。それに比しOTの療法士さんは今まで出会った事が無いくらい最低である。ここで話すのもバカらしいと思っている。入院の担当の看護師さんに頼み変えてもらおうとしたが駄目だったので諦めてこのままやるが一切相手にしない気持ちでやっている。
 色々とくっちゃべったがリハビリ施設での雑感でした。