政治に関わる者の気遣い-菅首相伸子夫人

 ありとあらゆる延命策で政権にしがみついてきた菅首相も、やっと退陣するらしい。やることなすことヘマばかり。この人が首相になってからの1年間というもの、日本に何か一つでもいいことがあったろうか。「戦後最悪の首相」のレッテル通り、去ったあとにはそれこそペンペン草も生えていないだろう。
 おまけに、伸子夫人は「先のことはわからない。日雇い労働者が政治家だから」と宣わったとか。非正規労働者をはじめ、庶民を見下すような発言ととられても仕方ない。4割を自主返上したとはいえ、なお約260万円のボーナスを亭主がもらい、夫婦で豪華な外食ができるのも庶民のおかげではないか。
 それなのに、夫婦そろって国民に後ろ足でドロをかけてやめていくのか。首相は退陣後、「前首相として邪魔にならない程度に活動していく」とか。ご自由にどうぞだが、「私には四国八十八カ所のお遍路を続ける約束が残っている」という、あの約束事はどうなるのだろう。04年に53番札所まで回り、続きは54番の「延命寺」からのはずだ。
 約束は実行すべきだが、八十八カ所の前に方角を北にとり、被災地を回る慰霊と謝罪の旅に出たらどうか。原発事故の対応のまずさや、5カ月もたって遅々として進まぬ復興計画の遅れなど、被災者を奈落の底に突き落とした責任の重さは計り知れない。「自らの責任を痛感し心からおわびしたい」と頭を下げるべきだ。
 退陣後は国会など出ようが出まいが、誰も関心がなく、文句も出ないのではないか。被災地をくまなく回り、慰霊とおわびが済んで心の汚れが取り除かれた後の巡礼再開なら、開祖弘法大師も受け入れてくれるだろう。(サンケイスポーツ 今村忠)
 
産経の報道である。
 

 初めに言えば私の様なものが一番嫌いとする典型のお方である。気遣いの無いヤツである。菅首相夫人伸子氏である。上記の発言が正しいとするなら、私は軽蔑する。ただ私は政治に関係した女性で見るならこのお方は、機を見るに敏なる、素晴らしいお方であるは事実と認めざるを得ない。恐らく菅首相よりは数段上であろう。彼女が政治家になっていれば菅首相よりはと言う感を持つ。言い方言葉の比喩等は天性なものがある。それは素直に認めたい。そう言う意味では良し悪し別に田中眞紀子さんに似ているところがある。女性でなければと思う気持ちもあるが、如何せん生意気なところが鼻につく。
 
 しかし、私は政治家ではないが私にはポリシーがある。それは「自分の嫌な事を他人にするな」である。これは気遣いと言う事にも通じる。つまり彼女が今このような現状をで考えるなら、国民に向かって言う言葉は唯1つ「自分の亭主の不始末」をまず詫びる事にある筈だ。例え心に無くてもである。それが国民に対する最後の気遣いと私は思っている。それが出来なかったからここまで来たのであろうが、少なくとも彼女は最後にはそうするだろうと私は思っていたが、期待はずれだった。価値観の違いを感じた1コマであった。