喝采!中国大使が民間人に

 主要国大使と言うポストは外務官僚なら誰でも目指すポストらしい。
今までわが国の「特命全権大使」として外務キャリアの出世レースの終着点であるとも言われている、その大使に今回伊藤忠商事丹羽宇一郎相談役(71)が就任した。
 外務官僚の最後の「最高の特権」(やたら高い海外手当。大使館で連日、公費で大パーティ等)として、外務省キャリアの「バカンス」に利用されてきたこのポスト、ついに政治主導で民間人に決定した事について、政府には外交機密費とあわせて官僚の既得権益を徹底的に洗い出す事を期待したい。ひいてはそれが政治主導への表れだからである。ただ「官僚との共生」を謳う政府にそれが出来るか、正念場を迎えている。