関西3空港取りまとめ案要旨

 関西3空港懇談会で12日に提示された、取りまとめ案の要旨は次の通り。

 ▽将来の航空需要の見通し

 1、10年先を見通した場合、旅客需要は緩やかに回復。3空港全体の発着回数は2020年度には27万回、25年度には28万回。

 1、見通しに基づけば、大阪空港の需要を関西、神戸両空港で代替するのは困難。当面は3空港が必要で、一元管理を進める中で需要拡大も見込まれる。

 ▽10年先の在り方

1 、関空は首都圏空港と並ぶ二大国際ハブ(拠点)空港で、財務構造の抜本解決が急務。

 1、大阪、神戸両空港は関空のハブ機能を補完。

 1、一元管理で3空港を最適活用。

1、アクセス改善で一元管理の効果を向上し、関空のハブ機能を強化。

 ▽長期的な在り方

 1、中央リニア新幹線は、羽田便を中心に関西の航空需要に大きく影響。リニア計画の詳細確定後に、空港存廃の判断を含め、3空港の在り方を見直す必要。