自民党河村前官房長官が背任で告発される

 自民党河村建夫官房長官が昨年9月、2億5000万円の内閣官房報償費(官房機密費)を引き出したのは背任罪か詐欺罪に当たるとして、大阪市の市民団体「公金の違法な使用をただす会」が1日、東京地検特捜部に告発状を出した。とあった。
 この事について、原告代理人のひとりで、弁護士の辻公雄氏は次のように言っている。
『今回の支出は明らかに違法です。野党に転落した自民党が当時、機密費を使う必要性は全くないし、使途を明かさない性格のカネだからといって、“横領”していいはずもない。東京地検は告発状について「検討させてほしい」と言っているが、小沢事件では市民団体の告発をあっさり受理したのだから、こちらも同様に受理して捜査するべき。仮に受理しなければ、不受理を理由に提訴するし、受理しても不起訴や起訴猶予にした場合は検察審査会に不服申し立てするつもりです』と。
 ここのところの自民党は野党に転落して、今ままでの自分を忘れ、さも正義の味方みたいな事を平気で言っている。これを見ても現政権を批判する資格なんて無いのに解かって言っているのだろうか。本当に恥ずかしい限りだ。小沢幹事長の事だって、今までの自民党では当たり前にやって来た事ではないのか。確かに政治とカネの問題だから看過は出来ない事は確かだ。だからと言って自己反省も無く他人を批判していいとは限らない。