小沢一郎不起訴と判断 東京地検

 政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕した当時の事務担当者で民主党衆院議員、石川知裕(36)と当時の会計責任者で公設第1秘書、大久保隆規(48)両容疑者について、拘置期限が迫る中東京地検特捜部は昨日小沢一郎民主党幹事長を不起訴と判断した。だとするならば今までのあの大掛かりな捜査はいったい何だったのか。
 思うに、あの法のエキスパートが何10人も寄ってたかっても、ガサで書類押収しても容疑を立証困難と見た訳だ。だとしたら叩けばほこりの見込み捜査と言えるだろう。がその被疑者が一般人ではない、時の政権与党の幹事長なのだ。この落とし前をどうつけるのだろうか。挙げた手をどのように降ろすのか。特捜部の苦悩は続くだろうし、その責任は重い。