信州の旅雑感

 先週の信州旅行、二度目だったが20数年前とは違っていた。ごく当たり前の事だが時間経過によりその姿はまるっきり違うように感じるものだ。定番の善光寺参りから松本城それに諏訪湖と20数年前の通りに歩いた。ただ残念だったのは、この時期に素晴らしい紅葉の見れる木曽駒ヶ岳千畳敷カールに駒ヶ岳ロープウェイで行き、宿も駒ヶ根高原リゾートリンクスをとったが、生憎の御嶽山の噴火により断念せざるを得なかった事である。何せ直線距離で20~30km位しか離れてなかったからである。介護で一緒の妻は初めてだったので、その見学行程は任せた。ただ違ったのは食べ物だった様に思えた。信州そばでも地酒でも心なしか落ちたように感じた。これは近代の食物事情が影響しているのだろう。物流の速度が速いため、それらを食べさせるその土地の人間の心がこもって無いように感じた。
 最近の私は体調が良くなっているため、旅行付いている。どんな旅行でも必ず通る東京駅に寄るため、お酒や食事は必ずと言ってよいほどお世話になってる。だからだろうか、訪れる土地の名産や特産等は全て東京で食べれるし、買える。だから前記のような感じ方になるのだろうか。今回も帰りの新幹線を2つほど遅らせ、東京駅で数時間の余裕を持たせ、出て来れば必ずと言って良いほどエキ地下の立ち飲み、大人の寄り道空間「はせがわ酒店」に寄り、妻と二人で最高級の日本酒をたしなむのが好きなのである。そして帰りの新幹線の中で食べる駅弁を殆どの駅弁が揃ってるお店で買うのも楽しみでなのである。
 東京駅が大正3年(1914年)に竣工してから今年で100年になる。この「はせがわ酒店」ではその駅100年を記念して100年記念酒なるグラスワインならぬグラス酒を、上等の全国銘柄を出していたので早速2杯2銘柄を呑んでみた。群馬の浅間山と茨城の来福、それに福井の山廃仕込ひやおろしの早瀬浦だ。その美味い事この上無かった。いつもは止められるお酒も今日は無礼講?だ。妻の顔が笑っていた。よし!ヤッチャえー(笑い)
 
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