小沢の弱気 思い込みか

 民主党小沢幹事長が自身の資金管理団体を巡る事件で、東京地検特捜部から2度目の事情聴取を受けていたことが明らかになり、自身が刑事責任を問われる事態になった場合、幹事長の辞任を含めて検討する考えを示唆した。
 田中角栄ロッキード事件の裁判を昭和52年1月から昭和58年10月に結審するまで1度も休む事無く傍聴した小沢は、政治家のカネとはなんたるかを充分学んだ筈だから、恐らく政治とカネの問題は自分なりにポリシーを持っていたのは容易に推察できるし、自信を持っていた筈である。しかし、2度の事情聴取を受けて大丈夫と思っていた事柄に何か矛盾が生じたのではないか。私もそうだが自信を持っている事に対しては、得てして人に聞かないものだし、聞けない性格かも知れない。時には他人の意見、それも全くの素人の意見も聞くことが大事と思われる。もしそうだとすれば、小沢ゆえの大きなミスと思われる。