建設業界から見た小沢支配は疑心暗鬼か?(その2)

 その仕組みとは。
 まず、我々建設業者は何と言っても自分の受注したい工事を作らなくてはなりません。皆さん勘違いしてもらっては困りますよ。あくまで必要な工事を作る、つまり、国民と役所が必要な工事を作るんではありませんよ。勿論そのような工事もありますが、我々建設業者と国会議員の先生方(予算を握る与党)が必要とする工事を作るんです。その予算を作る時に国会議員の先生方は実力者といわれる族議員(昔は田中角栄派―竹下派小渕派橋本派津島派)の意向が無ければその工事のや予算化は出来なかったのである。ところが工事の予算化だけしても国会議員の先生方は腹心の建設業者に受注してもらわなければ何のメリットも生じないので、我々建設業者も受注にその国会議員の先生の名を出して、自分の後ろに何々先生が付いている事を必死にアピールして受注するのです。そして、受注したあかつきにはその先生にお礼と称して受注した工事金額の1~2%を献金と称してキックバックするのです。しかし、小沢一郎さんの場合は野党ですから工事の予算に関わっておりませんからお礼もやることが無い筈なのに、じゃあどうして、となりますが、小沢一郎さん位の大物になれば今後の与党化への保険か、もしくは業者側(ゼネコン)が勝手に邪魔されたく無いための疑心暗鬼の手当てではないのかと私は長年の勘から感じます。