河野太郎と自民党

 以前より私は自民党河野太郎元副法相だけは自民党にそぐわない議員と思っていた。この度彼は、政府の「事業仕分け」の現場を視察し民主党政権の仕分け人にエールを送った。彼は麻生政権時代に党無駄遣い撲滅プロジェクトチームを主導した「先駆者」でもある。最近の彼の言動は民主党議員の発言と間違う事が多い。彼は08年に自民党の「無駄撲滅プロジェクトチーム」を率い、事業仕分けの手法で通称「アニメの殿堂」の予算凍結などを求めた事があった。この度の政府の「事業仕分け」を見て報道陣や傍聴人でごった返す会場を「うらやましい」と繰り返した。
 しかし、自民党は今臨時国会の延長を18日までにし、郵政株売却凍結法案の廃止と鳩山首相の偽装献金問題の追求をしたいと思っているが、与党はあまり長く延長すれば閣僚らが国会に拘束され来年度予算編成作業への影響が避けられないし、且つ野党に鳩山政権を追及する場を与えることにもなりないとの考えから9日までに止めたいと願っているみたいだ。
 思うに河野太郎議員はこの際自民党を離れ新党を立ち上げるべきと考える。このままの自民党は、恐らく銀行よりの50億円以上の負債を抱えいずれ破綻するだろう。が、そうなれば経団連を介しこの負債をチャラにするのが目に見えてるが、そうなれば以前に公的資金によって助けられた金融機関・銀行に国民の批判が向かうだろうし、自民党の再生は無くなるだろう。だから私は河野太郎議員に新党を創る事を勧告したい。