NHK番組『日本のこれから 鳩山内閣に問う』を見て

 昨日のNHK番組『日本のこれから 鳩山内閣に問う』を見た。新政権で改革のカギを握るキーパーソンと一般市民30人が、生活者の目線でこれからの日本を語り合う番組だった。 出席者は政府側から大塚耕平内閣府副大臣古川元久内閣府副大臣の二人,識者側から山口二郎北海道大学大学院教授,片山善博鳥取県知事,宮台真司首都大学東京教授,石原信雄元官房副長官勝間和代経済評論家の方々司会は三宅民夫アナと武内陶子アナだった。
 素直に感想を述べる前に気になったいくつかを指摘したい。一般市民30人の人選をもう少し考えてもらいたかった。何を言ってるのか解らない人もいた。特に一番上段の丈夫な主婦の方はひどいと思った。また、カメラワークもどう言う訳か一番上段の若い男の公務員の方だけに当てていたのはどうしてなんだろう。いづれにしても、さすが三宅アナ、事の意味を理解しての進行大変良かったと私は思った。
 全体的に見て、民主党擁護の私としては満足のいく番組だった。と言う事はいくらか民主党の政策を際立たせた感は否めないだろう。その中にあって竹下内閣から村山内閣まで7つの内閣で副長官を務めた石原信雄元官房副長官だけは浮いていたように私は感じた。考えがである。やはり古いのである。官僚の天下りの問題になると特に際立った。考え方が自民党的だったというより政治主導の考え方が理解できなかったように見受けられた。まっこれはしょうがないか。
 昨今のメディアから察するに、一般的に考えられる事より日本の官僚は頭がよく環境の順応性も高い人種みたいのようなので、民主党政権に対しては是々非々ではなく、最高の頭脳集団として協力と従順をわきまえた立派な対応をしてくれるみたいなので期待している。