今回の参議院選で自民党岸田派(宏池会)の現職候補が軒並み落選したのは総裁選で禅譲を期待して立候補しなかった岸田さんが甘く見られ、安倍自民党の応援が緩慢だったからだ!全てはその総裁選から起こった事だ!

 参院選自民党岸田派(宏池会)の現職候補が相次ぎ落選した。同派会長の岸田文雄政調会長の地盤、広島選挙区(改選数2)でも溝手顕正国家公安委員長が自民新人との「2議席目」の争いに敗北。21日夜のテレビ東京番組に出演した岸田氏は「2人の自民候補を通すのは難しい戦いだとずっと感じていた」と力なく語った。
 岸田派は改選1人区の秋田、山形、滋賀の3選挙区でも現職が野党統一候補に敗れた。今月、比例中国の衆院議員が繰り上げ当選し、正式な入会手続きを経れば10年ぶりに派閥議員が50人台になるはずだった。参院選で現職4人が落選し、「幻の50人」になりそうだ。
 「ポスト安倍」を狙う岸田氏の求心力が弱まる可能性もある。テレビ東京番組では、安倍晋三首相が広島市での参院選の応援演説で「令和の時代は岸田さん」と持ち上げたことについて水を向けられた。岸田氏は「広島(選挙区)に対する一つの応援という演説だったと理解している」と言葉少なだった。
 
 
これ「自民・岸田派、現職4人敗れる “惨敗”に力なく」と題した産経新聞7/22() 1:53の配信記事だ。
 
 
権力は奪い取るものであって、禅譲等あり得ないと言う権力者の昔からのセオリーを忘れた公家集団「岸田派」のオウンゴールと言える。人間甘く見られるほど辛い事は無いし悪い事は無い。例え話で申し訳ないが、私は裏も表も知り尽くした建設業者の一人である。この業界程甘く見られれば潰される業界は無い。前にも拙ブログで何度も紹介したが、ひと昔前脳出血で倒れた時、同業他社は何をしたと思いますか? ホント不人情な話だが私が倒れたと聞いて、皆さん祝杯を挙げたと聞きました。そうだよナ、競争相手が1社減るんだ、生きて行く上でこれほど嬉しい事は無いという事だ。実のところ私の会社も他社の社長が亡くなったり、病気で倒れれば、これで一つ仕事にありつける頻度が多くなると正直思ったくらいだ。私の場合は特にうるさいと思われてた一人だったから、良く皆さんの光景が浮かんだものである。だが私は懸命なリハビリで復活したのである。幸いだったのは、麻痺はなく見た目は健常者と変わらずに出来たからである。この時に面白かった事がある。私の病後の状態を知りたくて、結構皆さんのお見舞いを受けた事である。それも他社のそれなりの方じゃなく社長さん本人自身のお見舞いを数受けた。今まで対立して殆ど交流もない社長さんたち、お見舞いと称し、何度もじきじきいらっしゃるのである(大笑い)それ程皆さん私を気にしてくれた。ある時等は会社にかなりの時の経過後、1度も来社した事の無い社長が、受付で制止も聞かず、私の部屋まで上がり込んで来た社長もいる。無礼な奴だが急訪で間髪を入れず私がどうした状態でいるか見に来たものと見えた。その時私は自室でネット閲覧してた時だったから、何ともない状況だったのでホッとしたが、その社長の吐いた一言を私は1度も忘れた事は無い。「何だ!何ともないじゃないか!」 噂に「×××(私)は見た目は良いが再起は難しいらしい」とかを聞いて自分の眼で確かめに来たらしい。とまぁこの業界も大変なんですよ(笑い)
今は息子に譲って、私は殆ど顔出さないが、商売経験の少ない息子だ、まだ甘い所があるのでもう少し私が後ろに居なくてはと思う事も多々ある。本当にこの商売食うか食われるかの気の抜けない商売だから、ホント疲れます(大笑い)
話を戻せばこの岸田さん芯は強いだろうが、決断力とハッタリが弱い人間なんだろうな。
人間が出来てて常識的な人間なんだろうと思う。余り冗談も効かない真面目な人間なんでしょう。こういう人間は、煙たがられはしても、何をやっても怒らず包容力があるとみなされ、多少ドギツイ事やっても良いだろうと意外と軽く見られる事多い種類の人間だ。こういう気性の人間は怒らないから得てしてドギツイ事される。今回も自民の重鎮の応援意外と受けれなかったのではと思われる。特に安倍首相を担いで官房長官に収まった菅官房等には知らずの対応受けたのではと思われる。
一番の屈辱は自分の選挙区の広島選挙区(二人区)に自民二人出された事である。いくら前回までダブルスコアで勝っていたとしてもである。どうして拒否しなかったのか。岸田さんの決断力のない事を知った安倍内閣当局に見透かされた事が全てであろう。要するに軽く疎んじられたことだが、それをバカにされたと気付かない岸田派の人たちの人の好さか。
 
今回の参議院選議席を失った岸田参議院議員は下記
岩手選挙区 平野達男さん
滋賀選挙区 二之湯武史さん