いつも一緒に風呂に入ってる一番下の小6の孫に「爺プレゼント愉しみに」と言われて、期待してたら、好きな日本酒大吟醸4合瓶2本のプレゼントだった。医者には「呑んでないだろうね」と念押しされてるお酒だが、ストレス解消を兼ねた今では生き甲斐の最大の楽しみの一つが夕食時の一杯なのである。
病前は仕事柄お客様である役人の接待が最大の仕事だったが、楽しい酒飲みには程遠い毎日だった。今病気(脳出血)してみて、仕事とは言え如何にバカな生活だったかが思い知らされている。私はもともと胃腸が弱く、胃には大敵の炭酸が多いビールは殆どやらない方だったので、もっぱら日本酒党だった。ところが糖分が多い分血糖値が高く、初期の糖尿病が病気を誘発したのだろう、暴飲暴食がたたり、しまいには10年前に病気(脳出血)で倒れ現在に至ってしまった。手術の出来ない奥深い小脳をやられてしまった。脳梗塞でなかったので身体的には麻痺は無いが、目に見えないバランス感覚を失ってしまった。症状は丁度お酒に酔った状態に近く、酩酊状態で目は二重に見え片目でないと焦点が合わず、毎日が二日酔い状況だ。二日酔いが一生取れないという事になり、これは大変苦しいと言うしかない。だからこういう状況で、お酒を呑もうとすると、もう既に6,7合呑んでる状況に近く、1合くらいで1升くらい呑んだ状況になり、酩酊状態になってしまう。また日本酒でもどういう訳か本醸造酒は脳に悪く悪酔いして頭がガンガンして翌日が苦しくなる。よって私は毎日大吟醸酒をぐい飲みで一杯しかやらないが、それでもそれが楽しみで暮らしているようなもんである。