民放テレビ局特にフジテレビのくだらなさは酷い!

 娯楽の多様化、そしてインターネットの登場により、有史以来の危機に瀕しているテレビ業界。
 
 間もなく終わりを告げようとしている「平成」は、黄金時代を築いた「昭和」と比べるとテレビ業界全体にとって暗い時代となったが、そうした中でも民放各局は30年以上にわたってしぎを削り合ってきた。
 
【『世界の果てまでイッテQ!』のやらせ騒動で謝罪した日テレの大久保好男社長】
 
 2019年元旦はテレビ朝日2011年以来、8年ぶりに視聴率3冠王に輝いた。1日の視聴率は全日(午前6時~翌日午前0時)105%、ゴールデン200%(午後710時)、プライム(同711時)187%を獲得し、全局トップだった。
 

 一方、ビデオリサーチの調べによると、18年の年間平均視聴率(11日~1230日)が全日、ゴールデン、プライムで首位になったのは日本テレビ。テレ朝の猛追をかわし、5年連続の「3冠」となった。

 
 日テレは全日=79%、ゴールデン=120%、プライム=116%で、テレ朝は全日=77%、ゴールデン=105%、プライム=106%と僅差だった。
 
 昨年10月の月間視聴率(128日)では、テレ朝=77%、日テレ=76%とテレ朝が全日帯トップに立ち、日テレが201312月から君臨してきた「3冠」を410カ月で止めていた。
 
 1989年の平成元年から90年代初頭にかけて「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」などのトレンディードラマで昭和の流れを継続し、黄金時代を築いたのがフジテレビだった。
 
 その後、「THE夜もヒッパレ」や「電波少年」、「恋のから騒ぎ」などのバラエティー番組で台頭した日テレが94年から03年までの10年間にわたって視聴率3冠王を奪取。
 
 04年から10年までの7年間は再びフジが視聴率3冠王に返り咲いたものの、その後は不調が続き、日テレの黄金時代へ。
 
 だが、そんな日テレにも「落日」が迫っているようだ。
 
 芸能評論家の三杉武氏は、「テレビの世界がまだ流行の発信源や憧れの対象だった時代、どちらの局もドラマやバラエティーを中心に数多くの人気番組を制作し、視聴者を魅了しました」と振り返る。
 
 そのうえで、「フジと日テレ、平成のテレビ業界をリードして来た2つの局がくしくも、平成の終わりに揃って苦戦を強いられているというのも興味深い現象ですよね」(同前)
 
 一部から韓流のゴリ押しや偏向報道などとの批判の声が上がり、平成2324年には大規模な抗議デモが立て続けに発生し、すっかりアンチを増やしてしまったフジだが、その影響はいまだに尾を引いている。
 
 同局の局員はこう語る。
 
「赤字続きやスポンサー離れが続く中、さすがにここ最近は上層部や編成も危機感をあらわにしていますが、時すでに遅しというのが率直な感想ですね。ウチの局がネットを中心に叩かれ始めた当時、『所詮はネットだろ?』というどこか見下した感覚や驕りが局内にはあったと思います。もっと早い段階で視聴者に対して謙虚な姿勢を見せていれば、ここまで嫌われることはなかったと思うのですが…」
 
 一方、フジが凋落する中、民放の雄として黄金時代を築いた日テレもここに来てその勢いに陰りが見え始めている。
 
「昨年10月、ウチの局がテレ朝い抜かれ、視聴率3冠王を逃したことや『世界の果てまでイッテQ!』のやらせ騒動、フリー転身後の争奪戦を制して獲得した有働由美子アナを配しリニューアルした『NEWS ZERO』の低迷など暗い話題が続ています」とは同局の情報番組スタッフ。
 
 そして、逆風が吹き荒れるようになった象徴的な転機をこう語る。
 
「最近だと今年1月期に放送された『anone』の惨敗や『イッテQ!』騒動もそうですが、一番の転機はやはり『24時間テレビ』に対する世間の評価の変化でしょうね。昔はウチの長寿番組の中でも『笑点』と並んで老若男女から愛されるイメージの良い番組だったのですが、近年は『感動の押し売り!』や『障がい者を利用するな』、『チャリティー番組なのに出演者にギャラを出すな』といった厳しい意見も多い。名物企画の『チャリティーラソン』に関してもSNSで実況されてワープ疑惑を検証されたりもしています」(同前)
 
 視聴者の不信感がさらに強くなったとも解説する。
 
「『24時間テレビ』に限ったことではないですが、こうした厳しい見方の裏には視聴者のテレビに対する不信感があるように思われます。『イッテQ!』騒動についても、早い段階で素直にやらせを認めて謝罪していれば、ここまで尾を引かなかったと思うんですけどね」(同前)
 
 ともに平成の世に黄金時代を築きながらも、初動の対応ミスにより視聴者の不信感を煽り、苦境に立たされつつあるフジと日テレ。19年もテレ朝
の猛追をかわせるのだろうか。
 
 今後、さらに視聴率競争は劇化することは間違いない。過去の動向から19年はネット広告費がテレビ広告費を抜くと目されているが、ますますテレビを取り巻く環境が厳しさを増す中、再び黄金時代を築くことはできるのか!?(平田昇二)
 
 
これ「平成時代、視聴率3冠王を競ったフジテレビ、日テレの落日 韓流ゴリ押し やらせで」と題したAERA.dot平田昇二さんの2019.1.3 10:00dot.の記事だった。
 
 
何故お正月頃の古い記事を紹介したかと言えば、ここ数年のフジテレビの凋落を目にし、当たり前で、尚且つ昨日のゴールデンタイムでの番組を見て我慢がならなかったからではあるが、とにかく酷過ぎると思うのは私だけか。
私は半世紀前に10年程都会暮らしを経験したが、その後Uターンして親父の会社を継ぎ今は田舎暮らしである。ひと昔前までの暴飲暴食がたたり脳出血と言う脳卒中に掛かってしまい、以来病院やリハビリ病院暮らしが長かった。若者ならイザ知らず、還暦を過ぎた高齢者の病院暮らしでの余暇はテレビ視聴が殆どだろうと思うし、病後直ぐのPCを許されなかった私も例外ではなかった。以来私はテレビはニュースとスポーツ中継を除き殆どと言って良い程テレビは見ない。とにかく民放のテレビ番組は酷いの一言に尽きた。人間の一生は引き返す事の出来ない片道切符である。やりたい事の多い者にとってみれば、お笑い芸能人のくだらない番組に付き合う程暇等ないし、当然暇つぶしと言う言葉もない。病院生活においてテレビに限れば日本テレビもそうだがフジテレビのくだらなさがひときわ光るように感じたものである。このテレビ局本当にコンセプト有りやと思ったほどである。この2月26日夜の番組もそうである。我が家の小学生の孫たちが見るから見てるようなものだが、「潜在能力テスト2時間SP【知識も増える好評Q続々/インテリvs叩き上げ】」と題した番組だったが、小学の孫に言わせれば「勉強にもなる番組だから」と普段より私が辛口で言ってるフジを見る言い訳を言う。私に言わせればこんなの余りに程度の低いクイズ番組と思え、教養番組に似せたやはり芸能テレビ局のクイズ番組だった。この番組だけではない。他局の番組はドラマならそのストーリーが先に決まり、キャストはそれにふさわしいキャストを当てるし他局に無い番組作りをするのが当然だが、このフジだけはドラマで言えば、人気のあるタレントや今人気の出てる、あるいは他局の番組で人気の出たキャストを当てるようなおよそ、テレビ局としてのプライドさえ気にしない番組作りである。それに1人か2人くらいのコメンテーターで済む番組でも、お笑い芸人やちょっと人気出の芸人を数人も並べる番組何ぞアホらしくて見る気もしない。不思議なのはそんな番組に良くCM出す企業の意味も良く解らない。唯誰かが見てくれれば番組の内容等問わないと言うのだろうか。戦後の娯楽番組はこのフジテレビと吉本新劇場(現吉本興業)で持ってたと言え、現在の凋落でフジのCM収入激減だとしたら、この吉本興業がフジを買収して、ヨシモト芸能テレビとでもした方が余程スッキリであると私は思う。だとすればフジは芸能かぶれだけが見る素晴らしいテレビ局になる事必定である。(大笑い)