常々政治家は結果を出すのが当然と言っていた安倍首相それを6年も出さないで今頃日朝首脳会談実現に意欲とは驚きだ

 【ニューヨーク高山祐、渋江千春】「私も相互不信の殻を破り、金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と向き合わなければならない」。国連総会出席でニューヨークを訪問した安倍晋三首相は主な外交日程を終え臨んだ26日(日本時間27日)の内外記者会見で、日本人拉致問題の解決に向けた日朝首脳会談の実現に意欲を示した。国連演説でも金委員長との直接対話に前向きなメッセージを発し「圧力」という言葉は封印した。

 

 18~20日に北朝鮮を訪問した韓国の文在寅大統領が北朝鮮との融和に傾き、トランプ米大統領も2回目の米朝会談に期待を示す。こうした北朝鮮との対話の流れが強まるなか、首相はその機運を利用し、日朝対話の機会を探っているものとみられる。

 北朝鮮側にも変化が見られる。首相と25日にニューヨークで会談した文氏は、金委員長が「適切な時期に日本と対話し、関係改善を模索する用意がある」と語ったことを首相に明かした。26日には国連本部内で河野太郎外相と北朝鮮の李容浩外相が約20分会談。両氏は先月、東南アジア諸国連合ASEAN)関連会合が行われたシンガポールでも接触したが、この際は短時間の立ち話に終わった。河野氏は李氏との会談について「内容に関しては一切触れるつもりはない」と明かさなかったが、金委員長の「対話の用意」発言の意図について説明があった可能性がある。

 一方で、日本政府は、融和ムードが先行し、朝鮮半島の非核化が実現しなくなることを強く警戒している。26日の日米首脳会談でトランプ氏は「早い時期に2回目の米朝首脳会談を開きたい」と興奮気味に語った。これに対し首相は記者会見で米朝再会談には「当然大きな進展がなくてはならない」と語り、非核化の進展が必要だとくぎを刺した。首相は日韓首脳会談でも「北朝鮮から意味のある行動を引き出すためには制裁維持が必要だ」と訴えた。

 ただ、日本が北朝鮮への強硬姿勢を堅持すれば、対話重視に傾く米韓との足並みが乱れるうえ、日朝首脳会談の機会が遠のく恐れがある。対話と圧力の微妙なバランスが必要で、外交手腕が問われる局面に入った。

 
 
『安倍首相日朝首脳会談実現に意欲 「圧力」を封印』と題した毎日新聞2018927 1754分の配信記事だ。
 
 
当の安倍首相かねてより結果が全てと言っていたのに、6年近くも首相に居ながら今頃日朝首脳会談実現に意欲とは何たる事と言わねばならない。この人は常々美辞麗句が多過ぎてそれの約束を守っていない。あの甲高い聞きにくい滑舌言葉で、言って居ながら殆ど結果は出してはいない。こう言う場合はこれほど綺麗な言葉でやると断定しておきながらやれない時は恥ずかしくて事後は言えない筈だが、この人はやはりそれはないみたいだ。あの昭惠夫人とはやはり似たもの夫婦と言える。
政治屋は敏感である。今後レームダック化する安倍さんに果たしてどんな従順さを表す議員さんどの位いるのか見てみたいものである。