安倍首相を「森友疑惑」から守り抜いた当時の財務局長の佐川さん役人として当然の仕事ながら、一番の罰を受け兼ねない?

 安倍首相を「森友疑惑」から守り抜き、その褒美として国税庁長官に栄転した佐川宣寿氏。就任後、一度も記者会見を行わず批判を浴びているが、とうとう怒りをつのらせた市民が、佐川長官を直撃しようと連日、都内の佐川邸前に足を運び、ネット上で生中継する事態になっている。生中継は毎回、反響を呼んでいる。
 
 8月中旬から始まったと思われる中継は、毎日ではないが、頻繁に配信されている。配信する「keiki22」さんは、朝8時前に佐川邸に到着し「ライブスタート」。ほとんど佐川長官の監視員状態。
 総視聴者数は毎回1000~2000人に上り、中継中に寄せられるコメントも数百ある。<早くからお疲れ様><粘りに脱帽です>など激励が相次ぐ。中には<「佐川サンに会いたい」と市民の皆さんが集まっています>とあるから、数人の“同志”が行動を共にしているのだろう。
 ただし、これまで佐川長官は姿を見せていない。どうやら、スタンディング(監視の意)を警戒してどこかに雲隠れしているようだ。
 コメントには佐川長官への質問も多い。
<国民に就任の挨拶もできないのはどうして>
<確定申告用紙は黒塗りでいいんですよね?>
<領収書は即廃棄でいいんでしたっけ?>
 佐川邸前のスタンディングについて国税庁は「特にコメントすることはありません」(広報室)と言い、警視庁は「わかりません」(広報課)と回答したが、国税庁や警視庁も頭を抱えているに違いない。
 市民団体が国に提出した「佐川長官の辞任を求める署名」は1万人を超え、現職の税務署員も署名に加わっている。
 佐川長官は、早く記者会見を開いて説明しないと混乱は深まるだけだ。
 
 
これ「自宅前から生中継 雲隠れの佐川国税庁長官に“直撃隊”まで」と題した日刊ゲンダイ201795日の記事である。
 
 
恐らくこの佐川さん、「官僚として当たり前の事して何でこんなに言われなきゃいけないの」と嘆いている事だろう。確かに普通の時はそうだったろうが、今回は違うと言う事さえ解らない立場の人だったと思える。そこが前文科次官だった前川さんと違うところでもある。役人の部下として上司(安倍首相)をかばい、不祥事を隠し通すのも立派な役人の仕事と思っている事だろう。が今回の場合は、特に最高責任者の権限に関する問題である、必死に止める事だけを考えた結果が、国民には何だあいつはと言う事になってしまった。つまりは状況証拠を認めなかったと言う事である。人間は感情の動物である事さえ忘れるくらい仕事に忠実だったと言う事だ。この佐川さん政権の権利者が変わることは考えていなかったのだろうか。権利を得たものは必ずや変わる栄枯盛衰を頭に入れなかったろうか。もし自民党政権であっても、最高権利者が変われば、この佐川さんは代えられ、天下りさえできなくなるだろう。新しい権利者は、ここまで国民に不評なら今後代えざるを得ななくなるだろう。いづれにしてもこの佐川さん、結果的には安倍さんを良かれと思い庇ってバカを見た事になる。これも自業自得か。