安倍首相もうすぐの内閣改造で支持率上昇を目論んでいるみたいだが果たして功を奏するか否か!

 安倍晋三首相は83日に予定する内閣改造で、当選回数を重ねながら閣僚経験のない「待機組」の処遇に苦慮しそうだ。
 学校法人「加計学園」をめぐる問題などで内閣支持率が急落する中、新たに起用する閣僚が不祥事を起こせば政権の弱体化につながりかねないからだ。半面、待機組の登用が少なければ、自民党内の不満が高まることも予想される。一方、待機組からは「落ち目の時に入らないほうがいい」と敬遠する声も出ている。
 自民党衆院当選5回以上、参院当選3回以上の入閣待機組は60人を超える。だが、政府関係者は「初入閣の議員にはスキャンダルのリスクがつきまとう。人選は慎重にしなければならない」と指摘する。実際、初入閣だった今村雅弘氏が東日本大震災をめぐる失言で4月に復興相を辞任。14年に選挙区内でのうちわ配布で法相を辞任した松島みどり氏、15年に献金問題で農林水産相を辞任した西川公也氏も安倍内閣で初起用された。
 今村氏が所属する二階派では、「今回は閣僚経験のある人を推した方がいい」として、待機組よりも、中曽根弘文元外相や河村建夫官房長官らベテランの起用を求める声が上がっている。
 最大派閥の細田派では、稲田朋美防衛相が国連平和維持活動(PKO)の日報問題などで資質を問われているほか、中川俊直前経済産業政務官自民党を離党)の女性問題や、豊田真由子衆院議員による秘書(当時)暴行など、所属議員のトラブルが続出。改造では当選7回の木村太郎氏(52)の初入閣を希望しているものの、総じて「自粛ムード」が漂う。
 山東派などとの合流で党内第2派閥となった麻生派は、閣僚ポストが現在の2から3以上に増えることを期待。待機組の岩屋毅59)、北川知克65)両氏らが候補に挙がっている。高村正彦副総裁は19日夜に首相と会食した際、「麻生派は大きくなったからちゃんと処遇してほしい」と要望した。額賀派今津寛70)、三原朝彦70)両氏らを推す考えだ。
 一方、待機組の1人は加計問題などを念頭に「今、閣内に入ってもいいことはない。そういう考えの人は他にもいる」と漏らし、政権の求心力低下を印象付けた。
 
 
これ『安倍首相、「待機組」処遇に苦慮=支持率急落で入閣敬遠も』と題した時事ドットコム7/21() 20:16の配信記事である。
 
 
「安倍1強」のジレンマである。
元々批判勢力を排除して来た結果でもある。それが首相自身や側近あるいはお友達を優遇しイエスマンで固めた結果と言えよう。それが未熟さも勘案せず選んだため今回のような状況を産んだ。ここで人心を一新してと首相自身起死回生を狙っているのだろうが、果たしてそれが功を奏するかどうかは非常に微妙である。何故なら首相自身の国会答弁を見る限りでは、美麗語句を並べながらも少しもそれを守らない姿勢に、国民がもう大変な不信感を抱いている現在である、マスコミ受けはするだろうが、内閣支持率上昇まではいかないのではないかと私は見る。まぁやって御覧なさいと言いたい。