甘利ショックが冷めやらぬ中、育児休暇取得をブチ上げていた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)の“臨月(ゲス)不倫”が表面化し、早々に議員辞職へと追い込まれた。首相官邸、自民党が火消しに躍起となったが、閣僚の失言や問題発言も相次ぎ、“アベ政治”に波紋が広がっている。
2月12日の1時間に及ぶ釈明会見では、相手の女性とは今年1月4日の通常国会召集日に出会い、電話やメールで連絡して計3回会ったと説明。事実確認の直撃取材には、「どうにかして(不倫を)ごまかせないものだろうかと考えてしまいました」と吐露した。
不倫について、「非常に未熟な、人間としての欲が勝ってしまった」と事実関係を認めた宮崎氏。加えて「結婚後に(報じられた女性以外の)女性と関係がなかったとは申しません」と、ほかの女性と不倫をしていたことも明かした。
「宮崎氏は以前、加藤紘一元自民党幹事長の三女・鮎子氏と結婚して婿になったが、浮気がばれて、わずか3年で離婚。永田町で3本の指に入るほどの根っからの女好きで、いつか女性関係で問題を起こすと思っていた。仲間だと思われたくないし、自民党の恥だ」(同世代の自民党衆院議員)
「“永田町一の美女で、市議や県議から国会議員となった実力者”と評判の金子議員と結婚すれば、メリットも話題性もあると計算したのではないか。宮崎氏は昨秋にRIZAPにハマり、お米を食べない食事制限などで減量に成功したと話していた。食欲は我慢できても、女性への欲求は我慢できなかったのか」
会見で「妻に対して、一生涯かけて償っていこうと思っている」と、神妙な面持ちで語った宮崎氏だが、精神科医の片田珠美氏は、こう分析する。
「31歳の若さで初当選し、イケメン国会議員ともてはやされてきた宮崎氏は、『自分は特別だから多少の浮気は許される』という、特権意識を抱いている可能性が高い。おごりゆえに自滅する“ヒュブリス・シンドローム(傲慢症候群)”の典型例で、ベッキーの相手として話題となった川谷絵音と似た傾向が見られます。自己愛が強く、相手をどれだけ傷つけるかという想像力が決定的に欠如しているので、再び不倫を繰り返すのではないか」
潔さを見せたかのような会見だったが、政界復帰への意欲を繰り返し示したことに、自民党国対幹部が苦言を呈す。
「京都3区の公認を得た後、地元後援者の娘さんにも手を出し、問題視されたこともあった。そもそもろくに根回しもせずに育休と騒ぎ、不倫スキャンダルも起こしているので、派閥のボスである二階俊博総務会長は、顔を潰されて激怒している。政界復帰は厳しいのでは」
高市早苗総務相は「放送法違反で放送局の電波停止はありうる」と繰り返し答弁し、テレビ局を威嚇。丸川珠代環境相は、原発事故後に国が除染の長期目標に掲げた「年間被曝(ひばく)線量1ミリシーベルト以下」は「何の科学的根拠もなく、時の環境相が決めた」と発言し、発言撤回に追い込まれた。
岩城光英法相は衆院予算委員会で、特定秘密保護法をめぐり答弁が迷走。島尻安伊子沖縄・北方相は「はぼ、ええっと、なんだっけ」と歯舞諸島を読めず、秘書官が「はぼまいしょとう」とささやく事態に。一方で、下着泥棒疑惑などで野党の攻撃を受けていた高木毅復興相は、矛先が分散したためか、表情が明るい。
「一強多弱が続く現状のおごりの表れです。その分野のプロというより、いかに自分と親しいかという視点で大臣に据えている“お友達内閣”を続けているので、若手議員も含め、安倍首相とどう親しくなるかということに頭がいってしまう。その結果、モラルに欠ける政治家が増え、政権崩壊に向かっているのです」(本誌取材班)
要するに無類の女好きでただ単にスケベ男なだけです。こんなのは性癖ですから治りません。いづれまた同じような問題を起こします。こんなのが政治家と言われてる事自体が政治の荒廃と破綻です。安倍さんも今は気を張ってるから良いでしょうが、第1次政権時のようにまた投げ出すでしょう。目に見えます。でもそれを選んだの国民ですから文句は言えないでしょう。