さながらガキの集まり見たいな日本相撲協会にも近代化の波が来て変われるか?

 初場所琴奨菊の10年ぶりの日本出身Vに沸いた相撲協会に新たな火種がくすぶり始めた。八角理事長(元横綱北勝海)が提案した人事案に対し、総合企画部長を務める協会No・3の貴乃花親方(元横綱)らが猛反発していることが27日、分かった。理事の選任などの強い権限を持つ「評議員」に正規の手続きを踏まず新たに推薦した人物が理事長と近い元親方だったことなどが原因。28日に行われる「年寄総会」で審議されるのは確実だが、紛糾は必至の情勢。3月の理事長改選にも波及しそうだ。
 
 相撲協会の最高意思決定機関とも言える評議員会(定数5~7人)は「予算の承認」「理事の選任や解任」など極めて重要な事案を審議することが役割となっている。その人事案をめぐり、貴乃花親方が八角理事長に真っ向から反発していた。
 
  発端は初場所12日目(21日)に行われた評議員会の会合。評議員に加えて理事長、協会の監事らが出席していた。議案は理事候補選挙(29日)に立候補する山響親方(元幕内・巌雄)の評議員退任の1つだけ。退任はすんなりと承認されたが、問題が起こったのはその直後だった。池坊保子議長が“空いた1枠”に新任評議員を入れることを提案。その人物は理事長と同じ高砂一門の元親方であり、理事長自らが推薦したとされる。
 
  それを受け、出席者が「新たな議題を提案する場合は理事会の承認を得ないといけない。この場では受け付けられない」と待ったをかけた。すると理事長は緊急措置として各理事の元を回って新たな議案を承認するよう求めた。それを別室で見て激怒したのが貴乃花親方。即刻、理事長の元へ出向いて反論し、幹部以外の全親方衆が集う年寄総会(28日)での説明を要求したという。
 
  これまで評議員は外部有識者4人と現役親方3人で構成。山響親方が退任した今回、本来であれば現場の意見をくみ入れやすい別の現役親方が新任されるのが通常の考えだ。だが、理事長は自らと同じ一門出身の元親方を推薦。そうすることで強い権限を持つ評議員をコントロールしようとしたと見られてもおかしくない。関係者によると、昨年急逝した北の湖前理事長(元横綱)時代に決めた「評議員及び役員候補者推薦規則」には、外部有識者ではない力士出身者が評議員になる場合「年寄会の推薦が必要」ということが明記されているという。そうした背景もあって貴乃花親方は理事長に対して手続きの不当性を訴えたもようだ。
 結局、貴乃花親方の反発によって新任評議員の議案はいったん取り下げとなり、年寄総会で諮られることになった。
 
 
これ「相撲協会に火種!貴乃花親方、八角理事長“強引”人事案に猛反発」と題したスポニチアネックス 128()744分の配信だ。
 
 
 幼稚な個人営業みたいな組織、日本相撲協会
 よくここまで何も無く来た事、驚く他ない。私らガキの頃の相撲は栃錦若乃花時代から大鵬柏戸の時代までそれこそ真剣勝負=ガチンコと言って良かった。それがいつからだろうか、何故かクンロク(9勝6敗)勝負が多くなり面白みがなくなってしまった。当時の九重(元横綱北の富士)部屋の千代の富士全盛時代あたりからに思われる。以来私は相撲を見なくなった。それまでは東京での本場所を5万円~7万円もする升席を茶屋を通し取り、わざわざ東京の蔵前の国技館やその後の両国の国技館まで見に行ったものである。
本題に戻ろう。協会の理事とは親方衆の集まりである。僅か15,6歳で角界に入り、20代後半から30代前半で引退し親方になる。要するに中学の3年生あたりで角界に入り、朝から晩まで稽古に明け暮れ、社会人の常識等も養わずに大人になったような者たちばかりである。所によっては親方のオカミさんが社会人としての常識を教えてくれるが、それ以外は正に相撲バカと言える、人間たちである。テレビ等で見ても会議等普通の会議ではなく先輩の親方衆と一緒に大部屋のタタミの前で胡坐をかき、さながら稽古前の注意を聞くような状況での会議である。これではとても会議とは言えない状態である。こうして物事が決まっていき、親方になりたての若い親方衆はとても発言等出来ない。これが故北の湖理事長までの日本相撲協会の様だった。
かねてより日本相撲協会の近代化を目指していた貴乃花親方は反発したのだろう。旧来の日本相撲協会の古い親方たちには疎い存在だったろうと思う。
日本の良き伝統の国技「相撲」にも近代化の波が来たと私は善意に解釈し、貴乃花親方を支持したい。