野党5党は憲法53条の規定に従って、臨時国会の開催を求めていたが、そこに期限の規定がないことをいいことに「来年に先送り」した格好だ。野党5党は「憲法違反だ」と猛反発、幹事長会談の要求をしたが、谷垣氏は「検討する」とノラリクラリ。
「衆参いずれかの議員の4分の1以上の議員の要求があれば国会を召集しなければいけないという53条の規定は内閣に課せられた義務なんです。通常国会を95日間も延長したと言うが、今国会で論ずるべき問題は山のようにあるじゃないですか。大臣が代わったし、所信表明もしていないし、TPPの報告もない。マイナンバーも混乱続きだし、テロとの戦いについても国会議員は真剣に議論すべきでしょう。それなのに臨時国会を開かないのは許しがたいことだし、こんなことがまかり通るのであれば、内閣が堂々と憲法違反をする悪しき前例を残すことになります」
大メディアが安倍内閣退陣を求めないのは万死に値する堕落だろう。
しかし、野党も随分とコケにされたものだ。戦後これほどまで好き勝手にした政権はなかった。やりたくても世間が許さず、それなりに気を遣ってたが、安倍晋三は違う。と言うより米大統領の気分でいるからであろう。土台米国とは選挙制度が違う。僅か1/4の得票で議会制度の全議員の7割超を占めるなんざ有り得ない話だからである。これ正に選挙制度の欠陥と言えよう。これにかこつけ全て何でも出来ると勘違いしたのが安倍晋三なのである。唯おかしいのは、それに何も言わず従った自民党議員である。見解が違っても自己主張出来なければ我々選挙民の代議員とは言えないし認められないだろう。醜態なのは、選挙区に戻って言い訳してる事だ。こんな議員等いらない。