私は今から30年ほど前の昭和62年頃、解像度の良いプリントアウトが望みだったので親父に頼み印刷機械を買ってもらった。当時はまだPC等無く、あってもNECのPC98くらいなものだったから書類を作るにも良いワープロ等無かった時代である。当時PCでのワープロも文字の大きさは今の10.5ポイントくらいが標準で、縦倍角、横倍角、縦横倍角の3種類しかなかった時代であったが、買ってもらった印刷機械(Canon Pro1000 EZPS)は流石どころか当時の印刷業者は別として、一般人が使う代物ではなかった。価格も当時で確か150万円位だったと記憶している。この投資はちょうど日産フェアレディZ2/2(4人乗り)のスポーツカーと同じ価格だったから解ろうと言うものである。これは今で言うところのwindowsと全く同じであったから驚きである。OSはリナックスであり、文字の大きさは3ポイントくらいから75ポイントまであったから、如何に当時としては凄い機械だったかと言う事になる。それも平成に入ったら生産中止になってしまった。当然サポートも中止である。本当に困ってしまった。その後色んなワープロ機試したが、余りにも違いチャチ過ぎて落胆してしまった。ユーザーをないがしろにするメーカーに文句をいったら、windows3.0及びwindows95に対応するソフト(ソフト名:Canon WordtopEZPS=通称ワードトップ95)を開発したからそれを使ってと言われ早速それを買った。それも当時で35万円くらいした。考えられないが、私のところでは今でもそれを使っている。が今は殆どの書類がmicrosoft wordに統一され汎用性は全くなくなってしまったが、現在のワードよりは格段に性能と使用性は抜群だ。30年経過してもである。逆に言うと、余りにもWordやExcelはチャチで使えないのである。でもどこもワードエクセルだらけ、しょうがなく併用して使っているが、こんなアホらしいバカくさい面倒なソフト良く皆さん文句も言わないで使ってるもんだと感心してると言えば言い過ぎか。残念ながらこの30年前のソフト驚くなかれ、最近のVistaまでは使えたから恐ろしい。しかし、7と8.1ではさすがダメだったが7ではXPモードで使ってる。8.1ではまだXPのPCあるから使ってないが、いづれ10に移行すれば駄目になるから8.1にあるサーバー用のHiper-vで使おうと考えて居る。それほど素晴らしいソフトだった。余談だがこのソフト別に表計算も出来る。つまりWordとExcelが一緒になってるソフトと同じと思ってもらえば解る。30年経過しても現在のWordとExcel以上の性能である。皆さん信じがたいだろうがその通りなのである。特筆すれば表計算のセルの設定でも目で見えないくらいの2ポイントの大きさから200ポイントくらいまでズームで出来、その中の1文字だけでも360度ズームで回転させられるのであるし、大きさやフォント形式も二重文字や影文字等も時には高さや幅を変えずに幅や高さだけも変えられる、本当に出版用の使用スタイルがリアルタイムで出来るのである。セルの大きさや線の種類や、形もクリック一つで全部出来る。感心するのはExcelの罫線で囲まれてる線種を設定するような酷い煩わしさは全くない。またセルの囲まれてる線をクリックで掴み好きなところにドラッグすれば事足りるし、余りにも簡単に出来る。良く皆さんあんな酷い煩わしいExcel使ってるとかわいそうに感じると同時に、もう私はアホらしくてWordとExcel使えないのである。ここまで来ると私はもうMACでDTPやるしかないのだろうか。