NHK大河ドラマ『花燃ゆ』の不振 政治がテレビ番組まで口を出せばこうなる良い見本である

ついに視聴率がひと桁台に急落したNHK大河ドラマ『花燃ゆ』。4月12日放映の第15話は、関東地区で9.8%を記録。12年に放送された『平清盛』以来の10%割れとなった。
 低迷する数字にヒロインの吉田文を演じる井上真央(28)も落胆している……と思いきや、意外にも現場は一枚岩で団結しているという。
 「実は、現場の雰囲気は思われているほど悪くないんですよ。今も、井上さんを中心に団結しています。たしかに放送開始当初は思うように数字が伸びず、井上さんも2カ月で3キロも痩せてしまったと聞いています。しかし、文の兄・吉田松陰を演じた伊勢谷友介(38)さんがクランクアップ会見で『10%もあれば十分。見てる人には、ちゃんと伝わる』と現場の声を代弁してくれた。それで、井上さんも肩の荷が下りたみたいです」(NHK関係者)
 しかし、そんな現場の空気に水を差そうとしているのが局の上層部。籾井勝人会長(72)がついに“大号令”を出したのだ。
 「今作は安倍首相の地元・山口県を舞台にした籾井会長肝いりの作品。それだけに絶対失敗は許されません。でも視聴率は上がらない。それに業を煮やした会長は『何とかしろ!』とカミナリを落としたそうです。これに慌てたのが、会長派の上層部たち。次々と改善案を出し始めてはいますが、突拍子もなものばかり。現場は呆れていますよ」(制作関係者)
 だが驚くことに、会長派の意向のいくつかは実現に向けて動き始めているという。
 「今さらながらヒロインの文の足跡をたどり直し、ゆかりの地でのイベントを計画しているそうです。また戦のシーンは視聴率が取れると考えた結果、しばらくヒロインの出演シーンを3分の1程度減らしていくという計画が浮上しているんです。それって、文をヒロインにした今作のテーマを根底から覆す気もするのですが……」(前出・制作関係者)
 籾井会長の号令から飛び出したNHKの「ヒロインはもう出すな!」という大迷走。見当違いの計画で、一枚岩となっている現場の士気をも急落させなければいいのだが……。
 

 これ『井上真央 大河低迷にNHK籾井会長が出した「仰天の大号令」』と題した週刊誌女性自身の4月23日 6時0分の記事である。

 直接的に口を出さなくとも、間接的に口を出す? 要するに関係者に囁けばそれと同じになる。つまりそれの実力者が権威者に気を遣えば同じ事である。NHKも公共放送の会社としてかなり落ちたものである。これ以上は書かなくてもと言う気持ちだ。