安倍首相の「集団的自衛権容認」への「灯台基暗し」の小型無人機「ドローン」の官邸飛来と安倍首相の右傾化への抗議か?脅しか?

 東京都千代田区首相官邸屋上で小型無人機「ドローン」が見つかった事件で、屋上のヘリポートが最後に使われたのは3月22日だったことが23日、捜査関係者や官邸事務所への取材で分かった。その際にドローンは確認されておらず、以降に何者かが官邸に向けて飛ばしたとみられる。
  警視庁麹町署捜査本部は、飛ばされた日時の特定がドローンの操縦者の割り出しにつながるとみて、周辺の防犯カメラ映像の分析や関係者への聴取を進める。屋上は、警察官による日常的な巡回の対象ではなかったという。
  ドローンから検出された放射性セシウムは自然界にほとんど存在せず、捜査本部は機体に付いていた容器内の液体に、東京電力福島第1原発事故で放出されたセシウムが含まれている可能性もあるとみている。
  捜査関係者などによると、ヘリポートは3月22日、安倍晋三首相が防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式に出席する際に使われた。以降の職員の出入りは確認されていない。警備関係者によると、特段の用事がなければ屋上に上がることはないという。
  見つかったドローンは市販されているタイプで、1月に米ホワイトハウス敷地内に墜落したものと特徴が似ている。
  警視庁によると、ドローンは4月22日午前10時20分ごろ、新人職員を案内するため屋上を訪れた官邸職員が発見した。

これ『官邸ドローン事件 「3月22日以降」に飛来か セシウム検出ドローン』と題した産経新聞(2015年4月23日)の報道記事であるがすぐさま削除され下記に変わった記事である。

 東京都千代田区永田町の首相官邸の屋上ヘリポートで22日、小型の無人飛行機「ドローン」1機が見つかった。ドローン周辺では微量の放射線が測定され、放射性セシウムを検出。警視庁公安部などは、何者かが意図的に侵入させた疑いがあるとみて捜査本部を設置し、威力業務妨害容疑などを視野に捜査を始めた。
 警視庁によると、ドローンは同日午前10時20分ごろ官邸職員が発見。放射線を示すマークとともに「RADIOACTIVE」と表記されたシールが張られた容器が積まれており、セシウム134、137を検出した。放射線は微量で人体に影響はないという。
 容器は茶色で蓋がされ直径3センチ、高さ10センチぐらい。液体が入っていると見られるが中は見えない状態で鑑定を進める。ドローンは直径約50センチ、プロペラが4枚ついたヘリコプター型だった。容器のほか小型カメラや発煙筒のようなものが2本積まれていた。
 これまでに官邸関係者が侵入や墜落の様子を目撃したとの情報はなく飛来した時期は不明で、犯行声明もないという。けが人や建物の破損なども確認されていない。安倍晋三首相は外遊中で不在だった。

こっちは「放射性セシウム検出 小型カメラ、液体入り容器も…威力業務妨害容疑視野に捜査」と題した産経新聞4月22日 18:49の記事である。

 笑い話より笑える。世界での我国の安全保障の一環で「集団的自衛権容認」を論じ決めたその足元である大本営の官邸で、よもやの空の穴場から舞い降りた物に気づかず何時飛んできたかも解らずとはこれ「灯台基暗し」の何ものでもない。マヌケもここまで来ればと言う感じだ。そして我国の自衛権を語る時、官邸サイドの「森を見て木を見ず」的思考が机上的思考に思えてどうも支離滅裂である。日米安全保障条約は何のためにあるのか。何のために米軍が沖縄に駐留してるのか、そこのところが政治屋たちは何も解っていない。世界大戦での敗戦によって同盟国で作られたわが国の憲法、そこに書いてある第9条はそれこそ勝者が作った敗戦国へのメッセージに近い。だからこそ敗戦国日本を平和のための一つのモデルとしての意味合いもあった憲法だった筈である。だから戦争を放棄させ自国の参戦を禁止したのである。だからこその「集団的自衛権」を禁止したとも言えるのである。それが米軍の沖縄駐留なのである。もし「集団的自衛権容認」を論じるのであればその前に米軍の沖縄駐留を解除してから論じるのが趣旨である筈だ。何故そこが解らないのか私には不思議である。私がバカなのかそれとも・・・・・・・・・・・・・・・・・