歴代首相たちが安倍首相の手法を憂い集まったが彼の独裁は選挙の強さだ

 社民党村山富市元首相、村上正邦自民党参院議員会長、矢野絢也公明党委員長ら超党派の国会議員OBらが11日、安倍政権への対抗勢力がいない政界の現状を憂う有志の団体「さとやま・草莽(そうもう)の会」を結成、憲政記念館で初会合を開いた。
 村山氏は、安倍晋三首相が出す戦後70年談話について「世界が注目している。『また昔の日本に戻るのか』と誤解され、孤立する心配がある」と懸念を示した。同会は、インターネットなどを通じて随時、主張を発信する。
 初会合には、自民党山崎拓元幹事長、新党大地鈴木宗男代表ら10人が出席。呼び掛け人の一人の鳩山由紀夫元首相はクリミア半島訪問のため欠席した。 (2015/03/11-14:38)

これ『「安倍1強」に物申す=政界OBら有志の会』と題した時事ドットコム3月11日14:38の報道記事である。

 政治の世界は良い政策を施行する事よりも選挙に強い者が強者だ。何故安倍首相が第一次政権を継続出来なかったかと言えば、それはその年の参議院選で破れ、ねじれの元凶を作ったからである。しかもその責任を取らず続投した。これが八方塞を自分で招き、継続するのが恐ろしくなり、政権を投げ出してしまったのである。がしかし、どう言う訳か外様の現菅官房あたりにたきつけられ「あなたしか居ない今がチャンス」等と言われその気になって闘った結果、政権党民主のアウンゴールにも助けられ再度の闘い(昨年の衆議院選と2013年の参議院選で勝ちねじれ解消)に勝ち、現在に至った。結果党所属議員全てが安倍首相に、モノ言えなくなってしまった。これが安倍首相の背中を押してしまった。政治屋は選挙が一番大事なのである。だからこそそれに勝てば、誰も一言も文句が言えなくなってしまうのである。これが独裁の始まりである。これを憂いて集まって何か言ったとしても、安倍首相には犬の遠吠えでしかないだろう。これを解消するには、誰かが安倍首相を倒さなくてはならないのである。これが今一番の政治屋の使命である筈なのである。さてそれは誰なのか今後を待ちたい。