安倍首相よ政治家は言った事を守れなければどうすべきかは解かると言うもの

 安倍首相は14日のNHK番組で、予定通り来年10月に消費税率を10%に引き上げるかどうかについて、「経済がガクッと腰折れしたら税収は上がらないわけで、よく見極める必要がある。経済は生き物だからニュートラル(中立的)に考えている」と述べ、慎重に判断する考えを示した。
  首相は判断する際、11月に発表される7~9月期の国内総生産(GDP)速報値などを参考にするほか、民間有識者らを招いて広く意見を聞く意向も示した。
  首相はまた、北朝鮮による日本人拉致被害者らの再調査の第1回報告が今月中旬以降に予定されていることに関し、「交渉中だから詳細について述べることはできないが、全て正直に伝えることこそが解決の道だ」と語り、北朝鮮に誠実な対応を求めた。

これ『首相、消費税率10%「よく見極める必要ある」』と題した読売新聞 9月15日(月)9時35分配信の記事である。

 安倍首相は就任当初また国家財政改革のために「消費増税の先送りは100%ありえません。国の信認を維持し、持続可能な社会保障制度を次の世代にしっかりと引き渡していくために消費税を5%から8%に引き上げる判断をした」と語っていたのではなかったか。だとしたなら、確かに経済は生き物ではあるが、政治を司る者には結果責任がついて回る事はご承知と思う。断定とはそう言う事である。政治的に口の乾かないうちの転換なら取るべき道は決まっている。
 何故私はここまでしつこく言うのかと言えば、政権起立以来、国会答弁で、「アベノミクス」への不備質問に、さも自分が経済学者たちのレクで提唱したその経済政策が完全で、それに異を唱えたものに、さも不勉強だと笑いものにしたような答弁であったからである。私はそれだけ断定する勇気があったのなら、それが成功裡に終わらなかったのだから、取るべき道と言ってるのである。今更もう少し様子を見なければなんて言う筈無かろうと思っている。