東京電力福島第1原発事故の「吉田調書」の公開は安倍政権の支持率低下時の切り札だ

 菅義偉官房長官は25日午前の記者会見で、東京電力福島第1原発の事故を巡り、政府の事故調査・検証委員会(政府事故調)が行った吉田昌郎元所長(故人)の聴取記録について、公開すると発表した。公開時期については、9月のできるだけ早い時期になるとの見通しを示した。
  吉田氏は生前、内容を非公開とするよう求めており、政府はこれまで公開してこなかった。菅長官は方針転換の理由について「一部のみを記事にした複数の報道があり(発言が)『独り歩き』するとの吉田氏の懸念が顕在化している。非公開とすることが本人の意思に反する」と説明した。【木下訓明】

これ「<原発事故・吉田調書>菅官房長官 9月に公開と発表」と題した毎日新聞 8月25日(月)11時34分の配信記事である。

 しかし、言葉とは便利なものであるし、方便でもある。今回の安倍政権の「吉田調書」の公開である。本人の非公開が建前だったにも拘らず、「一部のみを記事にした複数の報道があり(発言が)『独り歩き』するとの方便、しかし、政治とは何と便利が良くズルイものであろうか。恐らく、菅官房や甘利たち側近の悪知恵だろう。でも上手く考えたものである。今秋の内閣改造や今後の政局を睨み、支持率の彷徨(さまよい)いを払拭する絶好のネタと考えたのであろう。これも戦後最低の大震災時の総理だった民主の菅直人総理を酒の肴にして支持率浮揚を狙ったものである事は明白である。これも尚愚かな菅直人総理が動き過ぎたからの結果であろう。バカなヤツを民主も抱えたものである。