そもそも調剤薬局に薬剤師は必要か、突き詰めれば役人の責任回避に行き着く

 私は脳卒中患者である。2~3月に一回程度に病院に行って血圧降下剤の薬を処方してもらう。この度も病院に行った時の事である。私は単独歩行出来無いので当然に妻に連れて行ってもらう。医師の処方箋が出ると病院傍の調剤薬局にて、薬を調剤してもらうのが常である。今回だけでなくいつもそうだが、その薬局にて非常に時間がかかるのである。特に薬が変わるととんでもなく掛かる。今回妻が中々薬局から戻らないためどうしたと聞いたら、薬が変わったから特にいろんな事聞かれ時間がかかったとの事である。妻に聞いただけだが、医師からの処方箋が出ているにも拘わらず、どうしたのどこがどうして薬変わったとか詳しく聞かれたのだそうである。妻も余りにもしつこくあれやこれや聞くので、じゃあ薬剤師さんが医師の処方箋に異議をたて薬変えれるのかと言って、じゃあ主治医の承諾をとってそうして下さいと言ったらようやく終わったのだそうだ。そこで私はこのような性格である。早速薬剤師法と薬事法を調べて見たがそう言う条文何処にも無かった。じゃ何なのだろうか。思うにこれは薬に対する主導権争いなのではと言う結論に達した。つまりは医療法により、保全のための地位争いでしか無い。国の法に対すると言った方が良いのかも知れない。しかし、世に医療法がある限り、医師の優位性動かないのに、薬剤師の真意今もって解らん。
 私は常々この薬剤師の地位不思議に思ってた。医療法に基づかないところでの薬の処方、つまり、ドラックストア等での処方だったら、消費者の様子を聞き適切なる処方薬を選定する場合は専門的な立場から当然に薬剤師だろうが、医師の処方箋に基づく処方であるのに、どうして薬剤師があれやこれや言うのだろうか。これこそ治外法権と言うものである。薬剤師設置義務がおかしいのではないか。その経費こそムダである。これだけのネットワーク社会である。薬剤師なんか居なくてもと思うが。ところがじゃあ何でとなれば、これ全て役人の介在による悪法だからである。何故か、それは医療法上の責任の回避である。もし、薬剤師と言う人間を置かねば、何かあった時に自分らの管理責任問われるからである。言い換えれば、この制度は、役人の管理責任を役人の代わりに薬剤師に取らせる制度である。だから薬剤師必死なのであろう。もし、患者が薬で何かあったら、薬剤師、医師それに厚生労働省の役人のトライアングルの責任になる。その先端に居る薬剤師だから、余りの責任の重大性に調剤薬局の言となって表れるのだろうと私は理解する。要するにこの世は全てこのような仕組みになっていると言うより役人にされていると言えよう。
 いらない物は置く事に非ず。その方が金もかからず医療費の圧縮にもなり一石二鳥の筈だがここにも役人の影がちらつく。何故なら職場が減り役人が淘汰されるからである。