消化不良だった小保方会見

 この会見を見た正直な気持ちは、上記の通りだったが、単なる研究バカで30を超えた人間としては幼稚そのものだった。私には汗水垂らして真面目にやれば全てが許される、つまりこれだけ一生懸命やったのに何故私がこう言うような立場に立たされなければいけないのかと言ってるようにすごく感じた。また記者の質問に対しても、大学教育を受けた者の社会人としての常識が備わっていなくて、時々質問の意味が解からないようだった。それとこの独自の会見を開いた割には、助言者の弁護士さんかなり下手で程度が低いと感じた。もしかしたら理研との路線の対立でもあって綿密な打ち合わせがなかったのか、あるいは、逆に解からないように4月1日のユニットリーダーとして改めて雇用の契約をしたため、理研との打ち合わせで、今会見を開き、とにかく低姿勢で謝れとの姿勢を私は疑った。
 今日の会見は何のためにしたのか私には今もって解からない。研究者として考えれば、それがどのような経過を辿ったにせよ、発見者の名はとったのだから、現在あるかどうかのSTAP細胞を世界の全ての人に見せるためにも、会見で拒んでいる、その生成方法とそれを記した研究ノートを公開してから一定後に会見を考える事ではなかったのかと私は思ってる。それがねつ造を否定してる唯一の会見方法と私は思う。少なくとも、科学者のトップグループ理研のエゴを感じた会見だった。いづれにしても理研不手際で理研はまずいと思ってる事だろう。