余りにも嬉しくて跳飛び跳ねてる舛添要一東京都知事この現実を見れば目が覚める?

「バブルの塔」とやゆされながらも、1569億円の巨費を投じて建設された東京都庁舎。
1991年の開庁から20年余りを経て、来年、第1庁舎および第2庁の空調や、電気、給排水管などを一新する大規模な設備更新工事が着手される。都は2月中にも、具体的な更新工事計画をまとめる方針だ。
背景は設備の老朽化。現住、1000基に及ぶ空調の大半は耐用年数を超え、トイレの水道管の破裂や絶え間ない雨漏りといった外観からは想像もできないトラブルがこの数年、都庁職貝の頭痛の種となっている。
工事が完了する2018年度までの総工事費は、概算で780億円と建設費の半分。このうち、本格改修に先立って09年度から始まった都議会議事堂やエレベーターなど昇降機の設備工事において、すでに200億円以上が費やされた。昇降機の設備更新だけで80億円かかったという。
そもそも現在の都庁舎は、東京の新たな“顔"になるよう、当時の鈴木俊一都知事と関係の深い建築家、丹下健三氏の案がコンペを経て採用された。ポストモダンのデザインが評価される一方、「修繕や維持コストを無視したものだった」(都幹部)。
複雑な構造から、雨漏りの原因とされる外壁の目地材の総延長は148Kmに及び、通常のビルならば1台で済む作業用ゴンドラが、第1庁舎だけで9台も設置されている。
財源について、都は都有地売却などで賄い、「極力、一般財源を投人しない」とする。旧約聖書バベルの塔のように、東京都をつかさどる納税者の不興を買わないことを祈ろう。

これ「“バブルの塔"崩壊の危機!?都庁の設備更新費に780億円」と題した少し古いが週刊ダイヤモンド2013年2月9日号の記事である。

 私は建築専攻だったから良く解かるが、有名な建築家の設計建物は得てしてムダが多いものである。それは要するに機能やランニングコストに関係なく、見た目を競うからに他ならない。つまり建物と言うより芸術作品に近いからである。それは特に設計コンペに顕著である。しかもその設計料が半端じゃ無くなる。私はそちらの専門として言うなら、前記した機能やランニングコストも加味すればと思う。特に自治体はと言いたい。でないとこの都庁舎のようになってしまうからである。完成してからが正念場となってしまう。要約すれば、「おらが庁舎」と言う自治体の役人のメンツのみに税金が投入されてしまう。私は何度も言ってるが、自治体ほどメンツを捨て機能性やランニングコストを考えれば、庁舎建設コストはかなり安く出来る。
 しかし、考えてみれば舛添さんも軽い人である。この都庁舎に限らず、耐用年数到来の首都高速や地下鉄等、金がいくらあっても足りない都の知事に手を挙げ当選して喜んでいるとは。でも日本有数の大企業を有する東京都だ。その多額の税金の入ってくる贅沢な資金を使える知事なんぞ、正直バカでも出来る仕事である。裏を返せば全国の労働者の汗の結晶を東京都が1人〆し、それが東京都の公共事業に化けてると言っても過言では無いのだ。がしかし、2020年東京オリンピックと合わせ、明日来るかも知れない大地震の恐怖に慄(おのの)きやらなければならない都の知事、普通の賢い人間ならばやらない職、舛添さんやはりそう言う人間だったか。と言えば言い過ぎか。