福岡県の男性職員の声優として副業収入の報にどうしてこうも不祥事続くのか

 福岡県の男性職員(52)が22年間にわたり声優として副業収入を得ていた問題で、県は21日、職員を停職4か月の懲戒処分にした。
  既に声優活動をやめており、「反省している」と話しているという。
  発表によると、職員は県に採用された1991年以降、以前から行っていた声優活動を無許可で続けていた。2012年度までの5年間で約1400万円の収入を得たが、確定申告をしていなかった。昨年12月の発覚後、所得税や住民税など計147万円を税務署と自治体に納付した。
 

これ「副業で声優22年間、県職員を停職4か月」と題した読売新聞 2月21日(金)18時38分の配信記事である。
 

 確かに400万人もいる公務員である、中にはおかしいのも居るだろうが、最近頻度が激しいと感じる事は事実である。
 公務員の方々は、仕事の出来ないヤツでも、給料規定と服務規定だけは暗記しているのが当たり前だから、この場合は悪い事とは解かっては居た筈であるが、じゃ何故22年間に渡り発覚しなかったと言えば、要は「同じ境遇相憐れむ」気持が根底にあったと思われる。そもそも私が常に言ってる「皆で渡ろう赤信号」なのである。何でも良し悪しを単独じゃ無く複数なら許される気持が旧来よりの染みついた習性と言って良いのである。だから良い事も悪い事もかばい合う精神が習得されるのである。これ等それを端的に表す大変に良い例である。
 私は一週間ほど前も兵庫県宝塚市の職員の兼業の問題を紹介したばかりなのであるが、どうしてこうも続くのだろうか。
 服務規定に事細かに書いてあり、ここで説明は避けるが、要は何の事無い、副業が出来るほど余裕と暇があると言う事の裏返しでもある。
 これらを見過ごせば、第二のギリシャと相成るであろう。それだけは避けねばならない。