iPhoneを扱う事になったドコモと供給アップルはこれで終わりだろう

 NTTドコモは今年の夏商戦でも、他社からの顧客獲得に苦戦した。携帯電話各社が6日に発表した8月のMNP(番号持ち運び制)による契約者の転出入結果によると、ドコモから他社への転出超過は14万5000件となった。夏商戦向けに顧客獲得策として「ツートップ戦略」を打ち出したが、他社に売り負けた格好だ。
 ドコモは今秋にも米アップルのスマートフォンスマホ)「iPhone(アイフォーン)」を発売する見通しとなった。9月以降の転出入の動向が注目を集めそうだ。
 10万件以上の大幅な転出超過は6カ月連続。ドコモはソニーと韓国サムスン電子の2社の端末に販売促進費を集中投入するツートップ戦略を5月中旬から始めた。一時は転出が減る傾向もみられたが、7月に比べ8月は転出超が拡大した。
 8月にMNPによる転入が最も多かったのはKDDI(au)。8万7700件の転入超となり23カ月連続で首位だった。ソフトバンクモバイルは5万6800件の転入超。両社ともにiPhoneに集中的に販売促進費を投入、ドコモからの顧客を引き入れた。
 新規契約の獲得から解約を引いた契約数でもソフトバンクが約25万件、KDDIが約21万件の純増となった一方、ドコモは約4万件の純増にとどまった。
 ドコモは早期にiPhoneの予約受付を始め、顧客をつなぎとめる戦略を打つとみられる。
 

これ「ドコモ、ツートップ戦略も苦戦 8月も転出超続く」と題した日本経済新聞の2013/9/6 22:06 の配信である。
 

 ご存知のようにNTTドコモ失地回復のため、新型iPhoneを20日発売し廉価版も出すらしいが、確かにiPhoneの需要もそうだろうが、私はこれでドコモは通信キャリアの座から滑り落ちる事のなるだろうと確信した。ドコモは勘違いをしている。確かにスマフォーと言えば先駆けのiPhoneと言うのは解かるが、これで通信キャリア三社全てがiPhoneを扱う事になれば、競争の原理が働かなくなる。と言う事はiPhoneそのものも終わりになるという事にもなる。同じものを違うところで売ればそれこそ解かり易いと言う声もあるが、全く同じものが三社から出回れば、消費者は何をメリットと考えて選ぶのだろうか。当然顧客へのサポートと言う事になる。となれば民間から今日の顧客を築いたソフトバンクKDDIに1日の長がある。とてもじゃ無いが親方日の丸から出発し、未だ役人根性の抜け切らないドコモは益々自分の首を絞めるのではなかろうか。
 私は未だ理解不能なのは、アップルの考えである。二社だけで十分だったのに、何故にドコモにまで。解からない。とてつもない金が動いたとしか考えられない。
 現在の弱電不況は、決して世界の不況だけが原因では無い。あらゆるところに需要が行き渡ってしまったのである。だから右肩上がりに売れる訳ないのである。宇宙と違って限りがある事を忘れていたのである。これからは、代替機種としか考えられなく、消費人口も減るのである。そこをこれから考えないと売れないのではと私は思っている。今後は消費者の痒いところに手が届くサービスに特化しなければ、リピーターはもう来ないのである。