通勤で「電車で座りたい」としてたびたび無断早退した川崎市職員8人から見る公務員の思考回路

 川崎市上下水道局は20日、浄水場勤務の職員と非常勤職員計8人が昨年6月から今年2月にかけ、たびたび終業時間前に無断で早退していたとして、上司2人を含む10人を文書戒告にしたと発表した。8人は44~61歳。早退時間は約30回計100分~約80回計430分。それぞれが早退した分の給与約5千円~約19万円と年5%の利息を、自主的に返還したという。
 市民からの指摘で市が調査し、発覚した。市は「職員の半数以上が交代勤務で(事務所外の)現場勤務もあるので、気づかなかった」と説明している。
 背景には昨年4月から昼休みが45分間から1時間になったことがあるとみられる。終業時刻が午後5時から5時15分になったが、「電車で座りたい」「早く子どもを迎えに行きたい」など、以前と同じ電車に乗ろうとしたケースが多かったという。
 

これ『「電車で座りたい」 川崎市職員8人、たびたび無断早退』とした朝日新聞 digitale 8月21日0時57分記事である。
 

  この記事から見るに全ての公務員の思考回路が、このようでは無いと思いたいが、得てしてこの記事が凝縮していると私は思っている。確かにこれだけを見れば、短絡してるように見えるが、一般的に民間に比べ、緊張感が無い表れだろう。こう言う思考は民間では通用しない。と言うよりも、そんな流暢な事してられ無いと言う事だ。それだけ民間は厳しいと言う事にもなるのである。ちょっと気を抜けば即クビである。官庁のようにクビの無い世界と違うのである。それだけ、「皆で渡ろう赤信号」的思考が培われてきたのである。その恵まれた官庁特有の雇用体制がどっぷりと染み付いた結果なのである。話が違うが、2,3日前の新聞報道に、何年ぶりかに、国家公務員の募集人員が何割か増したと出ていたが、この不況期にそれである。このネット社会に国家公務員は減りこそすれ、増える事等考えられないのだが、事実増やしているのである。不況になればなるほど、倒産のリスクの無い公務員の志望人員増える事、正に地で行ってる昨今である。欧州の破産国家ギリシャの二の舞だけはゴメンこうむりたい。そのためにも政府自民党には、以前の様な官僚のイエスマンにはなってほしくないものである。