国民よ 自民党を信用してはいかん!

 自民党は17日、政権復帰後初めてとなる第80回党大会を都内のホテルで開いた。党総裁の安倍晋三首相は大会に続く「参院選必勝決起大会」で「負けるわけにはいかない。勝ち抜いて誇りある日本を取り戻す。先頭に立って戦い抜く」と述べ、与党で参院過半数を得て、衆院参院で多数派が異なる「ねじれ」を解消し、安定政権を確立する決意を重ねて強調した。
 首相は、交渉参加を表明した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「必ず私は日本の農業、食を守っていく。どうか私を信じていただきたい」と述べ、主要農産品の関税維持への決意を表明し、理解を求めた。
 TPPに関しては党大会で採択した運動方針でも「自由貿易の推進で力強い経済成長を達成」との項目を急遽(きゅうきょ)追加。「農林水産分野をはじめとして国益がしっかり守られ、結果として日本の繁栄につながるよう政府と一体となって強い姿勢で交渉に臨む」と明記した。
 運動方針は、経済、震災復興、外交・安全保障、教育を4つの危機と位置付けた上で、「断固たる決意で突破」すると強調。憲法改正に関し「自主憲法制定に向けた取り組みを加速させていく」とした。
 決起大会では、参院選の公認候補予定者67人(選挙区45人、比例代表22人)が紹介され、勝利への結束を確認した。自民党は毎年1月に党大会を開催しているが、昨年12月に衆院選があった影響で、今年は3月に延期した。
 ■自民運動方針の骨子
 ・参院選で必ず与党で過半数を獲得
 ・経済、震災復興、外交・安全保障、教育の4つの危機を突破
 ・領土、領空、領海を守るため防衛力を強化
 ・自主憲法制定に向けた取り組みを加速
 ・TPP交渉は国益を守れるよう強い姿勢で交渉
 ・「古い自民党」と決別し、党改革を断行
 

 産経新聞の報道である。
 

 これは17日の日曜日、政権復帰後初めての党大会の記事である。
 自民の口癖は、ダメな民主、決めれない民主、約束を守れない民主、全てが民主との相対である。逆にそれだけ3年半前の政権交代がショックだった裏返しでもある。同じ轍を踏まないとして、全エネルギーを今秋の参議院選に向けている。そもそもその国会のねじれ、何の事無い当の安倍さんが負けたから起こったのである。忘れもしない、あの参議院選で安倍さんは何と言って戦ったのか。国の宰相として「私と小沢さんとどっちが相応しい」かと言って戦った筈である。その結果の敗戦であった筈では無かったか。それが今約束を守れない民主、と言えるのか。あの時敗戦の責も取らず、居続け、結果の政権投げ出しである。そして今「アベノミクス」として、3本の矢さえ放たれないままに、つまりその政策の成果さえ出無いままに、私を信用してくれとは虫が良過ぎると私は思う。その「アベノミクス」により、大半の国民はライフ費用の高騰により、下手すればベースアップの前に困窮の事態に陥るかも知れないのである。
 私は初めて見た。政策の成果が表れずに、ただ単に株価の高価格だけで、この政策の全てを是としてるかのようなマスコミの報道を見るにつけ、私は大声で言いたい! 「それはおかしい!」、「自民党を信用してはいかん!」と。