ローソンが、大手企業の先陣をきって若手社員の賃金を増やす方針を打ち出したことについて、8日、閣僚から歓迎する声が相次いだ。
麻生太郎副総理兼財務相は8日の閣議後会見で、ローソンの賃上げについて「1社でもこういった形が出てくるのはいい傾向」と評価。企業が利益を蓄える「内部留保」についてふれ、「たいして金利もつかない内部留保が、賃金、配当、設備投資に回らずにじーっとしている、という意味がよく分からない」と、企業が賃上げなどにお金を使うよう促した。
甘利氏は「大変ありがたいことだ。業績のあがった企業から、可能な範囲で還元措置を考えていただくことは、日本経済の先行きを明るくするとてもいい材料だ」と手放しで喜んだ。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」実現には、消費を盛り上げるため働き手の賃金の上昇が欠かせない。閣僚として賃上げムードを盛り上げたい思惑がにじむ。
朝日新聞の報道である。
こんな一時のまやかしにごまかされてはいけない。