こりゃあ大変だ、自民党勝ち過ぎだ、この瞬間より自民党の崩壊が始まる

 第44回衆議院議員総選挙 2005年(平成17年)9月11日に行われた、いわゆる小泉郵政選挙と言われた選挙である。これで自民は300議席に少し足らずの296議席を得、コバンザメ政党の公明31議席と合わせ、歴史に無い2/3の議席の大勝だった。第45回衆議院議員総選挙 2009年(平成21年)8月30日に行われた、政権交代が実現した総選挙では、民主党は前回とは全く逆の300議席を越える308議席の結果となったのである。そして今回の総選挙である、民主の嘘つき解散は、稀に見る大惨敗であった。これを見る限り殆んどがシーソーゲームである。と言う事はまた今度総選挙あった場合は元に戻ると言う事か。そんなに上手くは行かないが、その節目節目にはそれなりの理由があったと言う事にもなるのである。
 これらを見る限り、国民の目は確かである。要するに「言った事」やらなければ、つまり「有言不実行」ならば即鉄拳が下されると言う事だ。
 これらから換言すれば自民党はかなり苦しい立場となるは必定である。今後の政権運営が、それこそ「官僚主導」の「中央集権」政治スタイルが続く限りならば、国民の目はより厳しくなり正しく再度の政権交代が起こる事は確実になり、政治は不安定常態に陥るであろう。
 しかし、自民党は勝ち過ぎた。今後は大変だろう。300議席を越えた段階での大勝での自民党の安倍総裁の会見での表情に笑顔が無い事がその証である。
 私は余りの期待に、この安倍総裁、恐れを成して逃げ出さないか心配である。