おんな酒場放浪記

 5年前に脳出血を患ってからと言うもの、何よりも好きだった酒が呑めなくなってしまった。
 病気前は仕事の終わる7時前になれば、子供みたいに嬉しくて浮き浮きしてたものだったが、もちろん会合で飲み会のある日は、大概6時からだったので、会社で夕方のお茶やコーヒーは飲まない徹底ぶりだった。それが現在そうではなくなってしまった。
 常日頃より、その時代に戻るべく、苦しいリハビリに勤しみ、そのかいあり、現在はグイ呑みオチョコで2~3杯はやれるようになった。ある日そのオチョコにどのくらい入るのか計ってみたら、そのオチョコ案外大きくて、60ccだった。待てよ、60ccと言う事は、60cc×3杯=180ccと言う事になる。書けばこのようになるが、元々理系の私、すぐさま頭で計算した。とにかく、こう言う事には直ぐ順応する頭脳である。180ccと言う事は1合じゃん。思わずニヤリとしたのも束の間、隣に妻が立っていてそれを見られてしまった。シマッタと正直思った。それからと言うもの、毎日の晩酌、2杯でストップがかかってしまった。それで如何に妻の目をかいくぐるかが今後の私の課題であり目標である。(笑い)
 そのフラストレーションの解消を考えたのが、BS-TBSの「吉田類の酒場放浪記」であった。それを毎回ビデオに2部録画し、1部を会社に持って来て見ている。もちろんネットとテレビでも見れるが、当社にはBS入っていず、それしかない。やはり大画面のBlu-ray の方が迫力がある。そんなこんなでフラストレーションの解消をしてたら、今度この春より「酒場放浪記」の女性版が登場したではないか。そんな私である、すぐ飛びついて、類の酒場放浪記と共にこの「おんな酒場放浪記」も対象になり、今では私の生活の一部みたいになってしまった。
 この「おんな酒場放浪記」文字通り、女性が酒場=居酒屋をレポートする物語である。訪ねる女性陣は。
 
 栗原友(くりはら とも)
 料理家としてクッキングセミナーや、オリジナルテーブルウエアの製作など多岐にわたり活動し、ASEAN食大使に就任。酒と料理をこよなく愛す。著書「ぜんぶ・おいしい 私が見つけた好きな味・家族の味」、「ともベジ」(講談社)
 
 倉本康子(くらもと やすこ)
 ファッション誌などで活躍するモデル。ライフスタイルでも多くのファンに支持されている。また自他ともに認める酒好き。著書「モデル倉本康子のHappy美人生活」、「倉本康子のシンプルアレンジ術」(ワニブックス
 
 古賀絵里子(こが えりこ)
 フリーランスの写真家として広告写真や講師等で活躍中。
 大の日本酒党。写真集「浅草善哉」(青幻舎)ガーディアン・ガーデン主催フォト・ドキュメンタリー「NIPPON」2004受賞作。
 
 上記の3人の女性陣である。皆それぞれ個性があって、非常に面白いし何よりもお酒が好きだ。私的に私は倉本康子が好きである。あの屈託の無いフランクな物言いにあのネアカである。私はピッタリな役柄と思っている。ぜひ皆さんにもご覧頂きたいと思っている。放送日はBS-TBS毎週土曜夜23:30 - 24:00である。上記3人の内2人がそれぞれ15分づつの持分である。