ようやく本腰を上げたか「日本維新」橋下さん

 橋下市長、大阪市人事委に怒り「データ出さない」として怒りと題した記事があった。
 大阪市橋下徹市長は10日、市幹部にあてたメールの中で、市人事委員会事務局が公務員給与を決める参考として収集した民間の給与データを開示しないと批判。「根っこのデータの正当性の吟味もできないまま、予算編成はできない」として、来年度予算編成への影響も示唆した。
 公務員の給与改定は、人事委員会が民間給与実態調査などをもとに自治体に勧告する。
 橋下市長はメールで「官民給与比較のメカニズムについては、いまだに腹に落ちていない」とし、データを検証することの重要性を強調。個別のデータを開示していない市人事委員会側を「市長直属の人事室へ情報開示することは守秘義務違反になるという対応に疑問を持つ」と批判し、法的根拠を示すよう求めた。
 市人事委員会側は取材に、「(データの提供は)公務員給与を決める参考資料のためだけとして、企業側には任意で協力してもらっている。同じ公務員とはいえ、個別データを渡すことはできかねる」としている。
 
 
産経新聞の記事だ。
 
 

 この記事の感想の前に、最近の橋下さんどこかおかしい。
 本来の橋下さんは思考の回路が速く、スピード感をもった「即断速攻」が取柄で、それがマンネリ化された既成政党との違いに、第3極としての受け皿の期待が集まった筈であるのに、その既成政党からの議員の受け入れや、ポンコツに見える、山田や中田の両「宏」の擁立、そして極めつけは先日自民の総裁になった安倍さんをトップ戴いての選挙対策、それに「日本維新の会」の公募で公認候補を選ぶ選定委員会の委員長をかの竹中平蔵を選ぶんじゃ支持率落ちるの当たり前と言えよう。こう言う事から橋下さんどうかしてると言わざるを得ない。
 
 さて大阪市人事委員会だが、出さないと言うより、出せないのだろうと私は思う。何故ならその業務としての官民格差の民間給与の調査をしてないからだと思う。やるべき事をやらないから出せないのである。しからばじゃあ何故職員に関する報告と勧告が出せたかと言えば、これは私の憶測に過ぎないが、多分財務省国税庁長官官房企画の民間給与実態統計調査のデータを参考にしたのではないのかと思う。恐らく橋下さんそれ解かってての出さない批判だろうと私は思う。こうやって橋下さんは役人・公務員叩きをやってそれを批判してこそ、そしてそれを本気で完全に是正する事こそ本来の橋下さんではなかろうか。それが無くなったら橋下さんの魅力なんてなくなってしまうからである。