消費増税法案と内閣不信任案は(官僚+民自公)対(小沢一郎)の闘いである

 今回のこの法案劇、何の事は無い勝次官を初めとする財務官僚と他の官僚及びその傀儡の民自公連中とたった1人(彼らから見れば)と言える小沢一郎との闘いに等しい。
 
 表向きマスコミは、時期を明示しない解散や、3党合意を因としているが、それは間違っている。国民を欺くための詭弁と言える。
 
 今日までの財務官僚の歳入増に賭ける意気込みには並々ならぬものがあった。それこそ日本国主導のメンツに賭けても譲れないものであったのである。今までの歴代財務大臣をはじめとする閣僚に対する朝な夕なのレクチャーはそのためであった。
 
 恐らく今回の消費増税法案に対する不信任案劇、最初から最後まで暗躍したのは、勝次官を初めとする財務官僚の激しい「囁き恐喝」であったと私は睨んでいる。民主党と自公はそれこそ財務官僚に、日本の将来を潰していいのか等と、消費増税をしなければ、日本は直ぐにでも破綻するとでも毎日言われ、そのために間違った政治家としての使命感を持ったのであろう事は想像に難くない。そこが財務官僚のしたたかさである。もし言う事を聞かなければ我々は一切協力しないとでも言われたのだろう。特に官僚との協力無しでは成し遂げられない、司法制覇を目論んでるカルトには一番効く囁きだからである。この官僚制度を破壊して中央政権を打破し、地方にそれを禅譲しようとしている小沢一郎はそれこそ一番の敵と思っている官僚、それに何に付けても、生理的に合わない民自公の思惑がこれを通して合ったからに他ならない。そして、前日の内閣不信任案提出である。形の上ではみんなの党が主導の形式をとってはいるが、実際は小沢一郎そのものの発案である事は間違いない事実である。せめて自公を除いた6野党に小沢一郎ほどの戦略が描ける者が居たならもっと変わっていたろうと私は思っている。
 
 これは私独断と偏見の読みであるが、ほぼ間違いないと自負している。