民主党、こんな政党が今現在存在してる事が驚きである

 野田佳彦首相は13日、都内で開かれた民主党全国幹事長会議で、党分裂を陳謝するとともに結束を呼びかけた。執行部は消費税増税法案に反対し離党した議員の選挙区に原則として対抗馬を擁立する方針を示した。だが、地方組織からは「選挙に勝てない」などと執行部を突き上げる声が相次いだ。執行部は会議を「党再生の契機」と位置付けていたが、時を同じくして増税法案に造反した鳩山由紀夫元首相を党首とする新党構想が浮上。衆院選に向け不安は広がるばかりで立て直しの困難さを印象づけた。(斉藤太郎)
 ◆選対本部を設置
 「『国民の生活が第一』という考え方は、国難から逃げて先送りすることではない。次世代の生活のために結論を出すことが『国民の生活が第一』だ」
 首相は会議の冒頭、新党「国民の生活が第一」(小沢一郎代表)を念頭にこう断じた。増税法案に反対した離党組を“国難からの逃避者”と言ったに等しい。離党者の選挙区に「刺客」を立てる方針を示したのは小沢氏らとの対決姿勢を明確にする意味合いもある。
 輿石東幹事長は衆院選参院選に向けた選挙対策本部を近く設置する方針を表明した。民主党参院会派として参院選対策本部の設置を決めているが、衆院選については「衆院解散・総選挙の臆測を呼ぶ」(幹部)として見送ってきた。
 ◆「有権者から罵声」
 これに対し、地方側からは「地元で造反議員がヒーローのように扱われている。もっと厳正な処分をしてもらいたい」として、消費税増税への賛同が衆院選の公認条件とした発言を修正した首相の対応を問題視する声が出た。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加に慎重対応を求める意見もあった。
 「有権者民主党のビラを受け取ってくれないし、罵声を浴びせられる」とのぼやきももれた。
 一方、鳩山氏は13日午前、自らを中心とする新党構想を強く否定した。
 「事実無根であることは間違いない」
 鳩山氏側近が想定する新党実現の時期は、1カ月ほど先の増税法案の参院採決前後。現時点で新党構想が広まれば「政局ねらい」を嫌う若手議員が距離を置き、ただでさえ困難な新党立ち上げが完全に頓挫する公算が大きくなる。
 実際、増税法案に反対した鳩山氏らが発足させた「消費税研究会」の13日朝の会合の出席者は約10人と、普段の半分にとどまった。
 鳩山氏は当面情勢を見極める考えだが、鳩山氏の執行部への不信感は強い。グループ幹部は吐き捨てた。
 「鳩山氏を党から追い出すために、首相側が新党情報を流したのではないか」
 首相が地方組織に呼びかけた「党の結束」は、足元で揺らいでいる。
 

この記事産経新聞の報道である。
 
 
 
 とにかく酷いの一言に尽きる。増税法案に反対した離党組を“国難からの逃避者”とは笑わせる。党のマニフェストに忠実だった者が、当り前の事して、それを“国難からの逃避者”と言う。自分ら国会議員の総定数722人の削減に手を付けず、自分らの身銭も切らない者が良く言うものだ。これ等もはや政党ではない。ドイツの独裁政治をひょうふつさせる。いやそれ以上かもしれない。こう言う手法は極左のやり方である。
 
 私は今回の「消費増税法案」に絡んだ民主党のやり方を見て、すぐ、浮び納得した。こう言うえげつないやり方は私には直ぐ、1人の人間が頭に浮んだ。ほぼ間違いないだろう。こも様なやり方は、保守には無い。だから当然に自公の人間ではない。仕組んだ人間が民主党の中に居る。悲しい事である。特に野田首相自身はやっては見たものの、こんなつもりではと思っているんでは無いか。
 離党議員への刺客問題を見れば、民主党は時の状況を見る眼もなくなったみたいである。何故なら「刺客」どころか、「刺客」自身が危ないのである。こんなの「刺客」とは言えないのである。「刺客」が返り討ちなんぞシャレにもならない。「刺客」とは横綱相撲が取れるから「刺客」と言えるのである。要するに、見る目が無いと言っても良くなってしまった。笑うしかない。笑うと言えば、もし選挙になった場合、新党や第3極は「反消費増税及び脱原発」で攻勢をかけるであろう。その時に、「刺客」は何と言って向かえ打つのか。まさか「消費増税及び原発推進」か。でも対立軸を明確にとするなら結局はそうなってしまう、もうそれを鮮明にせず、弁明に終始するだけではないか。同じ事が自公にも言える。解散も要求できず、最終的には談合によって民主の延命に手を貸した同じ穴のムジナと言われ、防戦一方で終わるは必定だ。これでは勝つ事は難しく、現状維持の闘いに終始せざるを得ない。となればやはり大阪維新等の第3極に民意が流れるのは自明の理だと私は思っている。ある意味第3極はチャンスである。