退くも地獄残るも地獄だ今の民主党

 民主党の加藤学衆院議員(長野5区)は昨日、国会内で樽床伸二幹事長代行に離党届を提出した。今後、小沢一郎元代表が設立する新党に参加する方針。 加藤氏は消費税増税法案の衆院採決で反対したが離党せず、3日に党員資格停止2カ月の処分案を示されていた。 加藤氏は記者団に「処分期間中に衆院解散がある可能性があり、党に残って生殺しになるより離党を選んだ」と述べた。との報道があった。

 差し詰め今の民主党の本当の姿であろう。
 
 また昨日、政府の有識者会議で、公務員の退職金や年金の在り方見直しを検討していたが、公務員の退職金を約400万円減らす一方、職域加算は「国債利回り連動型」に形を変えて維持するよう求める報告書案を固めたとの報道もあった。野田首相が、命を賭けた「消費増税法案」と共に、優先順位が逆だったが「消費増税をやる代わりに、行政改革公務員制度改革も合わせて実行する」とした一方がもろくも崩れ去り、朝令暮改的付け合わせの政治がまたもや首をもたげた。このままでは解かってはいたが、やはり退くも残るも地獄と言って良い支離滅裂政党となり、説得力は無いに等しい。とにかく民意を問うため即衆議院を解散するべきである。それをせず、このままズルズルと厚顔政権運営ならば、野田首相は政治史上最低の宰相として、刻まれる事になろう。
 こう言う事態の中で「解散総選挙」と相なれば、今の民主党は全滅となり少数野党に転落必至である。
 思うに現在の民主党の議員連中それも解からず、このまま闘うのだろうか。(笑う)もっとも、だからこその「退くも地獄残るも地獄」である。(大笑い)
 私はこう言う状態で決断した、加藤学衆院議員(長野5区)は賢いと考える。
 5大紙を含めたマスコミは、今回での小沢新党を歓迎してないが、官僚と反小沢連合派との二人三脚での小沢悪人説の謀略に国民はようやく気付く事になろう。さすれば、「解散総選挙」時前には民主党の議員連中雪崩を打って、民主に代わる、小沢新党を含めた第3極に流れるは必定である。私はその時に今の民主の幹部連中の顔を改めて見て見たい。特に仙谷、岡田、前原と「これで小沢は終わりだ」と言った平成の黄門、渡部だ。