公務員その実態その1各種手当て

 今現在、政治・行政に、こんなにもスポットライトが当たったのは初めてではないだろうか。勿論悪い意味においてである。
 こんなにもデフレによる国内景気が悪くても、政治や行政に関わる人々の待遇が良くなるか横ばいにはなっても、決して悪くはならない意味はどこにあるのだろうか、私は調べて見た。
 
 私も以前、色んな公務員の方々と付き合っていたにも関わらず、どう言う訳か報酬と手当てがどうなっているか教えてもらった事は皆無である。深考すれば、教えたくなかったのではと勘ぐる次第である。これは数字の魔術と言った方がいいのかも知れない。公務員とは、決められた仕事・業務の中で事細かな手当てがあるのである。私は迂闊にもその存在を知らなかった。ちょうど、議員が報酬の他に議会に出ると1日何千円也の手当てがもらえるのと全く同じであるからである。余りにも細かすぎて割愛するが、自宅通勤で住宅手当が貰え、例えば、環境の課員が道路での犬猫の死骸を公務で処理しても、それの処理1回に付き500円の手当てが出、または1体300円のところの自治体もあるのである。それが公務でもである。公務員の方々はいいとこ出の、お坊ちゃんに、お穣ちゃんであろうか。このような事は恐れ多くて手当てでも付けないとやってもらえないのだろうか。あまりにアホらしく、このような手当てが何万とあり、語るにバカらしくなって来る。会計検査院この様な事調べないのだろうか。もっとも調べて解かっても要は身内である。黙ってるのが落ちであろう。このような事だらけである。もう事の善し悪しが慢性化してしまっている。殆んど病気である。
 
 これら広義では本給等は人事院の勧告であり、前記の手当て等は、条例(議会の議決)であり、規定(議会の承認)であり、規則(首長通達や局長・部長・課長などの管理職会議での通達)なのである。つまり身内と言われる人々が決めるのである。ここまで書けば皆さんには直ぐ解かってもらえると思う。自分達の待遇を自分達で決めるのである。こんな不条理理不尽な事、民主主義国家で私は初めて聞いた。これでは公平に決める事不可能ではないか。私はつくづく、国と言うもののいい加減さを改めて知ったのである。
 
 現在の日本国の財政事情を考える時、もうこの公務員制度の改革は避けては通れないところに来ているのである。我々国民はこのままでいれば、いづれ近いうちにギリシャの後塵を拝すやも知れぬのであるから今、立ち上がらなくてはならないのである。

 
※ 公務員の定義(私が40数年による付き合いで解かった私が作った定義)
公務員とは『与えられた仕事は忠実にこなし、決して前例を作らず、前例を踏襲し、「責任」と言う言葉に異常に反応し、それの回避には天文学的才能を発揮する人種である』