呑めなくなったヤツが呑んだ気になる吉田類の「酒場放浪記」

 ご存知のように私は病気になったため、タバコと酒がやれなくなってしまった。
 酒を呑めた時には、それこそ私はこの「酒場放浪記」の吉田類さんのように、居酒屋党であり、一品料理での酒呑みであった。だから私はこの番組をこよなく愛し、これからも愛し続けるであろう。
 
 ちなみにこう言う番組どのくらいあるのか調べてみたら「ぴんチャン味紀行」と言うのと太田和彦の全国居酒屋紀行居酒屋紀行シリーズ」(旅チャンネル) の二つがヒットした。ためしにYou tube で見てみた。その前にそれらの詳細を記して見る。
 
 ご存知「酒場放浪記」は、2003年9月1日からBS-TBS(旧 BS-i)で放送されているテレビ番組である。
 イラストレーター・俳人であり酒に造詣の深い吉田類が、おもに東京近郊を中心に日本各地の酒場をめぐる番組。吉田独特の人柄を持ち味に軽妙なナレーションを交えつつ、店主・店員や常連の客と交流をしながら酒場を紹介をしている。
 放送日時は 月曜 21:00-22:00(2009年4月-)
 15分番組の4本立てで放送される。基本的に1本目のみ新作。2本目は3年前、3本目は2年前、4本目は前年に放送された回の再放送となる。
 特別番組放送時は放送時間が変更されるほか、定時以外でも特別編成で放送される場合がある。
 
 「ぴんチャン味紀行」は来日した中国人のぴんチャン(ピンポコ)が、各地などで食べ歩き、中国語と日本語を交えおもしろく解説したグルメ行紀である。
 
 太田和彦の全国居酒屋紀行の、太田和彦はデザイナーとして資生堂宣伝制作室に入社後に居酒屋巡りに目覚め、以来日本各地の昔ながらの居酒屋を探訪し、研究会を発足。そのエッセンスを集めた「完本・居酒屋大全」が始まりである。太田和彦のニッポン居酒屋紀行のシリーズをDVD発刊し、大田和彦の全国居酒屋紀行居酒屋紀行シリーズ」と「太田和彦のバーのある街へ」はCS旅チャンネルで放送してる。
 また、これらは皆You tube でも見れるので是非興味のある方は見て頂きたい。
 
 私はこれらを見比べて見れば、比べるためこれら全てをYou tube で見てみたが「ぴんチャン味紀行」は残念ながら酷くて見るに耐えないので、比較より外す。何故なら、カメラが病気で左手失調のこの私が撮ったビデオより下手で酷く、小学生が撮ったのではと思うくらいなのである。話にならなかった。
 
 後の二作品は、メジャーとマイナーの違いを感じた。恐らくカメラ性能だろう。ストーリーはほぼ同じである。酒場の位置・環境あるいは特産とかの説明である。入る時の酒場の全景・映像それに終わって出て来て入り口前での感想、どちらかが真似したみたいソックリで気持ち悪かった。ただその説明や感想は太田さんの方が時間的に長かったし、後何軒によるかのセリフまで同じだった。ただ類さんのは終わって出て来て入り口前での感想で終わりだが、太田さんのは後は居酒屋と言うよりバーの店まで紹介してる。
 
 一般的に見れば、太田さんの方は、映像としてはまとまっていて、裃着けたみたいで堅かった気がする。でも一般的な映像仕立てと言えるだろう。それに比し類さんの方は、類さんの人柄とキャラクターを前面に出し、のん兵衛を取り込む対象にしたみたいである。
 
 全体的に私の主観で言えば、酒を飲む時には仕事の堅い話をしないようにすると同じで、類さんの方に好感を持った。普段より、BSのデジタルで類さんを見てるせいかも知れない。You tubeでも映像の違いを感じた。